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3分で読むF1ココだけの話:撤退か継続か、2021年に向けた道を模索するホンダとメルセデス

2019年11月26日

 メルセデスのトト・ウォルフ代表がブラジルGPを欠席していた。ウォルフがレースに同行しなかったのは、2013年にメルセデスに加入して以降、初めてのことだった。

 ウォルフはリリースで「両タイトルを制覇したので、ヨーロッパで懸案事項に時間を費やす」と欠席した理由を説明した。

 約7シーズンに渡って現場でレースチームを指揮してきたウォルフが現場を休むほどの懸案事項とは何か。それはメルセデスのF1活動の将来に関する話し合いだったと思われる。

 ブラジルGP期間中の11月14日に、イギリス・ロンドンでダイムラーAGグループのキャピタルマーケットが開催され、メルセデスのF1活動についても投資家たちに将来の戦略と目標が示された模様で、そこにウォルフが駆り出されたというわけだ。その詳細は明らかになっていないが、コンストラクターとしての参戦は2020年限りで、2021年以降はパワーユニット・サプライヤーとしてF1に残るという道を模索しているのではないかと言われている。

 2021年以降の参戦継続がまだ決定していないのは、メルセデスだけではない。ブラジルGPで今シーズン3勝目を挙げたホンダも同様である。そこで、ブラジルGP後にはレッドブルの首脳陣が日本を訪れ、ホンダと2021年以降に向けた話し合いが行われたと伝えられている。

 ホンダとレッドブルの話し合いは夏場から何度も行われてきたが、継続は厳しいとウワサされてきた。しかし、ここに来て、状況が反転し、参戦継続に傾いたとウワサされている。その理由として考えられるが、メルセデスがコンストラクターから撤退するのではないかというウワサだ。もし、メルセデスがコンストラクターから撤退したら、代わりに覇権を手にするのはレッドブルになる可能性が高いからだ。

 それでも、もしホンダが2020年限りでF1から撤退するようなことがあれば、それは勝てるマシンを開発しながら撤退した2008年と同じ轍を踏むことになる。それだけは絶対に避けなければならない。

 ブラジルGPで熱戦を繰り広げたホンダとメルセデス。ブラジルGPが終了して1週間、この2社はいま、コース外でそれぞれの戦いを繰り広げている。

(Masahiro Owari)

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