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レッドブル・ホンダ密着:9番グリッドから4位は望みうる最高のポジション。フェルスタッペンは日本GPでの雪辱を誓う/F1ロシアGP日曜

2019年9月30日

 通常、行われているレース後のクリスチャン・ホーナー(レッドブル代表)の会見は、ロシアGPではスケジュールの関係から開かれないことになっていた。そこでホーナーが帰る前にレース終了直後、レッドブルのホスピタリティハウスへ行くと、同じように考えてホーナーを待っている同業者が数人いた。ミーティングから帰ってきたホーナーを囲み、帰るまでの間、ロシアGPのレースについて、いくつ質問した。


 まず、レース中盤にセーフティカーが導入されていなかったら、レースはどうなっていたのかについてだ。ホーナーは「ピットレーンからスタートしたアレックス(・アルボン)にとっては幸運に働いたが、マックス(・フェルスタッペン)のレースにはあまり影響はなかったと思う」と語った。


 セーフティカーが導入される29周目までの状況を確認しよう。直前の26周目にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がパワーユニット(PU/エンジン)のトラブルでコース脇にマシンを止めて、バーチャル・セーフティカー(VSC)が出たタイミングでフェルスタッペンはピットインする。このとき、前を走るメルセデスの2台もピットインし、トップの座をルイス・ハミルトンが奪うことに成功した。メルセデスはここでミディアムからソフトにタイヤを交換。一方ソフトでスタートしていたフェルスタッペンはミディアムに交換するしかなかった。


 しかも、PU交換によるグリッドペナルティを受け、9番手からスタートしていたフェルスタッペンは、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、ランド・ノリス、カルロス・サインツJr.(ともにマクラーレン)らと、レース序盤を戦っていたため、この時点でトップのハミルトンとは37秒差、バルテリ・ボッタス(メルセデス)とも25秒差あった。むしろ、その後セーフティカーが導入されたことにより、その差が一気に縮まって、レースは再開されたが、逆転できなかった。


 ホーナーはこう続けた。
「9番手からスタートしたマックスにとって、4位は今日、望みうる最高のポジションだった。レース終盤のペースはまずまずだったが、それでもトップ3にチャレンジできるほどではなかった」


 ただし、それはセーフティカー明けの後半のレースで履いていたタイヤがフェルスタッペンがミディアムだったのに対して、前を走るトップ3のタイヤがソフトだったからではないかという疑問が残る。もし、ルクレールのように、もう一度ピットインしてソフトに変えていたら、メルセデスやフェラーリと戦えていたのだろうか。

2019年F1第16戦ロシアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第16戦ロシアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


 ホーナーを囲む前に、レースを終えたばかりのフェルスタッペンとミックスゾーンに集まった記者たちとの間で、こんなやりとりがあった。それは、なぜレース終盤にファステストラップを狙いに行かなかったのかについてだ。フェルスタッペンはこう説明した。


「どのみち、シャルル(・ルクレール)にはかなわないと思っていたから、僕たちはそのことについて、一度も話し合わなかった(結果的にはルイス・ハミルトンがファステストラップを記録)。つまり、このサーキットで僕たちは3番目のチームだったということ」


 しかし、フェルスタッペンは2週間後の日本GPでの雪辱を誓った。


「次の日本GPが行われる鈴鹿での一戦がいまから楽しみだ。ホンダのホームレースで、素晴らしい日本のファンの皆さんの前でベストを尽くすよ」



(Masahiro Owari)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/19(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 26:00〜
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

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