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F1ロシアGP予選:ルクレールがライバルを圧倒し4戦連続ポール獲得。レッドブル・ホンダのアルボンは痛恨のクラッシュ

2019年9月28日

 9月28日現地時間午後3時、F1第16戦ロシアGP予選が行なわれフェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4番手、アレクサンダー・アルボンはQ1でクラッシュを喫し19番手に終わっている。


 雨の予報があったものの午前中のFIA-F3レース中に僅かに降ったくらいでフリー走行3回目の間も雨は降らず、予選も引き続きドライコンディションで行なわれることになった。気温は21度、路面温度は31度というコンディション。


 レッドブル勢、トロロッソ勢、ロバート・クビサはすでにグリッド降格ペナルティが決まっているだけに予選の戦い方が注目される。FP3でトラブルに見舞われたダニール・クビアトは、元々最後尾グリッドスタートスタートのペナルティを科されていたためここで主要4コンポーネントの新品を投入しており、予選は出走しない。

2019年F1第16戦ロシアGP予選 ロマン・グロージャン(ハース)
2019年F1第16戦ロシアGP予選 ロマン・グロージャン(ハース)


 Q1でフェラーリ勢はミディアムタイヤを選択、それ以外はソフトタイヤでアタック。まずはルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分33秒230でトップに立ち、フェルスタッペンが0.138秒差で2番手。ミディアムタイヤのルクレールは0.383秒差で3番手につけた。


 トラフィックに引っかかりセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とアルボンがなかなかタイムを出せずにいる中、11分経過時点でアルボンがターン13入口の縁石に乗ってしまい止まりきれず、オーバースピードでリヤが流れてスピン。そのまま後ろ向きにバリアにクラッシュしてしまった。

2019年F1第16戦ロシアGP予選Q1でクラッシュしてしまったアレクサンダー・アルボン
2019年F1第16戦ロシアGP予選Q1でクラッシュしてしまったアレクサンダー・アルボン


 これで赤旗が提示され、セッションは3時19分に再開。19番手に沈んでいるベッテルはここでソフトを投入してコースインする。ベッテルは最終コーナー出口など何カ所かでリヤを流しながらも1分33秒032でハミルトンのタイムを0.198秒上回ってトップに立ちQ1通過を決めた。


 メルセデスAMG勢もコースインし、ルクレールと7番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)以外の全車が2回目のアタックに参加。フリー走行から苦戦が続くアルファロメオのキミ・ライコネンがタイムを縮められず16番手でQ1敗退となった。17番手ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、18番手クビサ、19番手アルボン、クビアトは予選不参加という結果になった。


2019年F1第16戦ロシアGP予選 ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第16戦ロシアGP予選 ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)

 トップ10勢にとっては決勝のスタートタイヤを決めるQ2では、Q1とは逆にメルセデスAMG勢がミディアムを履き、フェラーリ勢はソフトにスイッチ。ルクレールが1分32秒434のトップタイムを記録しベッテルは0.657秒差の2番手。フェルスタッペンが0.658秒差で3番手につけ、ミディアムのメルセデスAMG勢は4番手・5番手となった。中団グループトップの6番手にはガスリーが0.950秒差でつけた。ただし10番手カルロス・サインツJr.(マクラーレン)までが0.04秒以内に並び、14番手リカルドまでが僅差で続く。


 残り3分で各車が2回目のアタックに向かい、ここでルノーの2台がタイムを縮めてトップ10圏内に入り、ターン7の出口でワイドになったガスリーは11番手でQ2敗退。グリッド降格ペナルティを考慮すれば、スタートタイヤが自由に選べる最上位の11番手は最も理想的な結果と言えた。


 中団グループトップの6番手にはロマン・グロージャン(ハース)が入り、僅差でランド・ノリス(マクラーレン)、サインツ、ダニエル・リカルド(ルノー)、ヒュルケンベルグが0.2秒以内に続きQ3進出。


 12番手はセルジオ・ペレス(レーシングポイント)、13番手にアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、14番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、15番手ランス・ストロール(レーシングポイント)というQ2敗退組となった。

2019年F1第16戦ロシアGP予選 ルイス・ハミルトン
2019年F1第16戦ロシアGP予選 ルイス・ハミルトン


 Q3では最初から各車がソフトでアタック。1回目のアタックではルクレールが1分31秒801までタイムを縮めてトップへ。2番手のベッテルに0.334秒差を付けた。ハミルトンは0.564秒差の3番手、ターン7の出口でリヤが流れたボッタスは0.831秒差の4番手、フェルスタッペンは0.928秒もの差を付けられて5番手に留まった。


 最後のアタックでもルクレールはセクターベストを並べてタイムをさらに短縮し、1分31秒628まで縮めてトップ。4戦連続のポールポジション獲得を決めた。



(Mineoki Yoneya)


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3位マックス・フェルスタッペン69
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5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

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1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
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