F速

  • 会員登録
  • ログイン

アルボン、自己最高の5位入賞を掴んだDRSの駆け引きを振り返る「まるで譲り合いのようだった」

2019年9月3日

 レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、レッドブルにおける初レースであった第13戦ベルギーGPにおいて5位フィニッシュを果たした。ルーキーのアルボンは、最終ラップでレーシングポイントのセルジオ・ペレスと繰り広げた追いつ追われつの“DRSゲーム”を制したのだ。


 難しい状況だったレース前半、アルボンは17番グリッドからトップ10にまで順位を上げたが、ミディアムタイヤからソフトへタイヤを交換する1ストップ作戦の後に順位を落としてしまった。しかし彼は最後の20周における渾身の走行により、再び入賞圏内に浮上した。


 アルボンはトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトを追い抜いて7番手まで浮上すると、ペレスとの差を埋めるべくプッシュし、レース終盤になってペレスに追いついた。


 しかしアルボンは、最終ラップになるまでペレスへ仕掛けることを控えていた。レーシングポイントのストレートスピードとDRSが組み合わされば、ペレスがケメル・ストレートからレ・コーム(ターン5)を走行する際に決定的に有利になることを分かっていたからだ。


 意図的に攻撃を控えたアルボンは、オー・ルージュから丘の上に到るまでペレスのリードを許した。そして最終的にDRSの力を借りて、ペレスを右側からオーバーテイクする動きに出たが、ペレスはアルボンを芝生の上に押し出した。これにスチュワードは難色を示し、レース後に双方のドライバーを審議のために呼び出した。


「僕たちは(ターン1で)DRSゲームをしていた」とアルボンは『Sky F1』に説明した。


「明らかにセルジオはDRSを使いたがっていたし、レーシングポイントはストレートで強いからね。まるでバーチャルセーフティカーのリスタートのようだった」


「週末の間、レーシングポイントはストレートですごく速かった。(最終ラップにラ・スルスを抜ける際は)まるで、譲り合いをしているような感じだった」


「僕は(オー・ルージュを通過した後で)うまいことセルジオを捕らえようとしていて、彼が不利になることを願っていた」


「いくつかの点で、DRSは効きすぎるほどだ。だからDRSを利用できたら、ほとんどの場合前のマシンをオーバーテイクできる。そのことを念頭に置いて、順位が落ちそうだと分かっている時は常にDRSを利用しようとして争うんだ」


「楽しかったし、後でそのことについて僕たちは笑ったよ」


 両ドライバーは、この一件が激しいバトルによるものであることを認めており、スチュワードもそのように判断したため、最終的にペレスの動きについてはお咎めなしとなった。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

10/25(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
10/26(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
10/27(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位ランド・ノリス357
2位オスカー・ピアストリ356
3位マックス・フェルスタッペン321
4位ジョージ・ラッセル258
5位シャルル・ルクレール210
6位ルイス・ハミルトン146
7位アンドレア・キミ・アントネッリ97
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム713
2位スクーデリア・フェラーリHP356
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム355
4位オラクル・レッドブル・レーシング346
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位マネーグラム・ハースF1チーム62
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー60
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号