ルノーのフェルナンド・アロンソとヤルノ・トゥルーリにとって、カナダGPの行われるサーキット・ジル・ビルヌーブはお気に入りのコースであり、ふたりはこのレースを楽しみにしている。 ストリートサーキットは好きではないというアロンソだが、モントリオールのコースレイアウトは気に入っているようだ。「モントリオールは確かにテンポラリー・サーキットだけれど、僕が好きな特徴もたくさんあるんだ。コースの大半がパーマネントコースのようなものだからね。レースが楽しみだよ。落ち着いてはいるけど、やる気まんまんだ。今ドライバーズランキングで3位にいるから、このポジションをキープするため、あるいはもっと上に行くために、全力を尽くすよ。このコースと僕らのシャシーやエンジンは合ってないから、タフな週末になるだろうけど、うまくやれると信じている」 チームメイトのトゥルーリも、モントリオールが大好きだという。「カナダGPは大好きなレースのひとつだよ。ここでドライブするのが好きだし、なによりコースの流れが気に入っている。技術面や競技面以上に、モントリオールのコースや街の雰囲気が素晴らしいんだ。カナダGPが6月に行われるようになって以来、天気もいいことが多い。長い夜を、街を歩き回ったり、バーに入って友達と飲んだりして過ごすこともある。だいたいはハードワークを終えてのんびりと過ごすことが多いけどね。ここに来る度に、戻ってきてうれしいと思うよ」 また、トゥルーリは、ヨーロッパを離れて行われるこのグランプリのため、肉体面で特別な準備を行っていると語る。「ヨーロッパ以外で行われるグランプリでは常に、注意しなければならないことがある。まず、時差が問題だ。カナダではなんとか時差ぼけから回復できているよ。2、3日早く現地入りして、ゆっくりと身体を慣らしていくんだ。もうひとつ、肉体面の準備としては、イギリスでマウンテンバイクのトレーニングを3日間やってきたよ。この季節、カナダの天気は穏やかで、暑すぎることなく、寒すぎることもない。とんでもない暑さの中でドライブしなきゃいけないというわけではないから、ドライバーにとっては理想的なんだ」