先のモナコGPで計73ポイントとなりコンストラクターズ選手権の首位に返り咲いたマクラーレン・メルセデス・チームは、その地位を揺るぎないものにするべくモントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットでのカナダGPに臨む。
ドライバーズ選手権のトップも、キミ・ライコネンが計48ポイントで押さえている。一方のデイビッド・クルサードは25ポイントで6位だ。
ライコネンはモナコGPで2位に入り、直近のライバルであるミハエル・シューマッハーとの差をさらに2ポイント拡大した。しかし現在わずか4ポイントのリードであり、この週末にいい結果を出してさらにアドバンテージを大きくしたいと話す。
「モナコでは選手権争いに貴重なポイントを加えられ、手堅い結果が出せて良かった。レースに勝てなかったことはもちろん残念だが、車はばっちりだった」とライコネン。「モナコはあの渋滞がなければ勝てたかもとも思うが、今はもうカナダGPが待ち遠しい。モントリオールに行く前に、先週バルセロナで初めてMP4−18のステアリングを握ったんだが、これがすばらしくてね、2日間ドライビングを楽しんだ。レース投入が楽しみだ」「トラックはこのイベントにしか使われないため、週末の初めの方は路面がとても汚れている。つまりカナダの金曜のセッションは、グリップがとても悪いんだ。僕はあいにく1回目の予選で一番に走行しなきゃならないから不利だね。セッションが進むにつれ、だんだんとラバーが付いて改善され、2日目の予選ではかなり良くなっているのが普通だ」「サーキットはストリートの部分とロードコースの部分があるが、全体としてはストリートサーキットという印象が強い。ガードレールがコースにすごく近いせいだね。とはいえモナコのような低速ペースにはならない。ここのバックストレートではシーズン最速レベルのスピードが出て、時速318kmくらいまでいって、シケインでハードブレーキングとなる。僕はカナダGPには2回出ていてどちらも4位だったが、今年はポイントをもっと上げられるように頑張りたい」
デイビッド・クルサードのモナコGPは、ルノーのヤルノ・トゥルーリに引っかかり、ペースを上げられず、7位に終わった。先週はライコネン同様、新車MP4−18をテストし上々の第一印象を得たようだ。
「キミとアレックスと一緒に先週バルセロナでテストをして、すばらしいMP4−18のデビュー走行となったよ。いろいろあった後だけに新車に乗れるのはうれしかったし、とてもいい感触だった」とクルサード。「カナダの後もテストプログラムが続いているので、ヘレスでまた乗れるのが楽しみだ」「モナコもそうだが、カナダGPはさらに楽しめるイベントだよ」と付け加えるクルサード。「カレンダー中で多分もっとも人気の高いレースのひとつだろう。観客が作り出す雰囲気がいつも最高で、モントリオールの街も美しく、サーキットは市街地のすぐ近くにあるから、開催都市を実際に訪れることができる」「ジル・ビルヌーブ・サーキットそのものはセントローレンス川の中に造られた人口島にあって、トラックは基本的に島の外辺に沿う形になっている。一番の特徴は、長い高速ストレートがタイトで低速のコーナーで区切られているところ。車にはきついレイアウトだから消耗が激しく、走行のリズムを作るのが難しくなる。しかし、レピングルの入り口とか、オーバーテイクのいいポイントがいくつもあるのはいい。路面はところどころとてもバンピーで、やはり車のパフォーマンスに影響する」