パナソニック・トヨタ・レーシングは今週、シーズン折り返し地点となる第8ラウンドに臨むべくカナダ入りする。
オリビエ・パニスはカナダGPに過去8回出場しベストリザルトは1995年の4位。一方のクリスチアーノ・ダ・マッタは2002年のモントリオールでのCARTレースでポールポジションと2位の座を射止めており、両ドライバーともこのサーキットでは有益な経験を持ち合わせていることになる。
カナダGPは、かつてモスポートパークで6回、モン・トレンブランで2回、計8回を開催した後、1978年にモントリオールへと会場を移した。地元のヒーローであるジル・ビルヌーブの名を冠したサーキット名称に変更されたのは1982年だ。全長4.361kmのこのコースは、元々は67年の万国博覧会のために開発された地で、パーマネントロードトラックと一般公道をつなげた特設コースだ。いいタイムを出すためにうまく乗り越えなければならない縁石が何カ所かあり、オーバーテイクのポイントも複数カ所あり、特にロングストレートでスピードにのるとチャンスは大きい。
チーム代表のオベ・アンダーソンはこうコメントする。「モントリール向けの準備も含め、先週はシルバーストンとモンツァでとても有益なテストを行うことができた。全ドライバー通算でほぼ400ラップを走り、非常に見込みあるタイムを出せた」
「カナダのサーキットはエンジンパワーが非常に重要なので、この週末向けに改良された新スペックのエンジンを使用する。実際のレースを予想するのはいつでも難しいことだが、今回もやはり鍵となるのは、金曜午前中のプラクティスという限られた時間内でTF103の最適なセットアップを出すこと。幸いオリビエとクリスチアーノはあそこで走行経験があるから大いに助けになると思う」
パニスは1997年に当地で大事故に見舞われ、両脚骨折を骨折、同年9月のルクセンブルクGPまで欠場を強いられる体験をしたにもかかわらず、このサーキットのファンだと語る。
「ジル・ビルヌーブ・サーキットはカレンダー中でもベストトラックのひとつだと思うよ」と、97年の事故には触れずに話すパニス。「土地柄も人柄もとてもいい。コースもとても走りやすく、楽しいレースになることが多いんだ」「車はブレーキングの安定性とシケイン出口でのトラクションが重要で、素早くアクセルを踏み込めるように、クルマの向きを変える必要もある。またエンジンサーキットだから、新しいRVX−03エンジンを使うのが楽しみだ。先週のテストでこのエンジンはとてもいい感触だったしね」