最新記事
- グランプリのうわさ話:2026年に向けたフェラ...
- 「我々は長い間F1に留まるつもりだ」ルノー新...
- フェラーリ、カスタマーであるキャデラックF1...
- レッドブルに訪れた変化。“エンジニア”のメキ...
- 松田次生のF1目線:新人の活躍が目に留まった...
- 【角田裕毅の2026年動向予想アンケート結果発...
- F1チーム代表の現場事情:レーシングブルズ/...
- 【F1第16戦ベスト5ドライバー】勝利のために...
- 「あなたにとってレッドブル初優勝だ。おめで...
- 「アレックスに譲って、ついて行け」一度は拒...
- FIA、V8エンジンの早期復活を望むも、F1マニ...
- 2026年用F1タイヤテストに角田裕毅が参加。4...
フェルスタッペン、ホンダ2勝目インタビュー:脱落するライバルを尻目に雨で強さを発揮「ウエット走行のコツは父が叩きこんでくれた」
2019年7月31日
2019年F1第11戦ドイツGPではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが大荒れのレースを制し今季2勝目を挙げた。フェルスタッペンにとってF1キャリア通算7回目の勝利となる。難しい路面コンディションのなかライバルたちが次々と脱落するなか、冷静に状況を見ながら走り続けたフェルスタッペンに、週末のレースについてインタビューを行った。
———————–
――マックス、優勝おめでとう。これまでの6回の優勝と比べて、今回の勝利または違ったものですか?
フェルスタッペン:もしかしてこれからも、勝つたびに同じ質問をするつもり?(笑)どうなんだろう。勝利はいつも、違うものさ。いつも違う感じがする。でも今回は、特別だ。とてつもなく荒れた展開を制しての勝利だったからね。ミスを犯すような贅沢は、とても許されなかった。
でも一度、360度スピンをやらかしてしまったけどね。ただあの時はミディアムタイヤを履いていて、ほとんどグリップがなかったんだ。今日のようなコンディションでは、ドライバーからのフィードバックとチームからの情報と、両方がとても重要になる。僕らはそれができたからこそ、正しい決断を下せて、勝利を勝ち取れたんだと思う。
――ドライバーたちが次々にクラッシュする中、(クリスチャン・)ホーナー代表によれば「あなただけは、こんな混沌としたコンディションでこそ冷静でいられる」と言っていました。雨のレースにおける強さの秘密は何でしょう?
フェルスタッペン:もっとずっと若い時から、ウエット練習を山ほどしてきたからね。父(ヨス・フェルスタッペン)も雨は得意だったそうだし、彼がウエット走行のコツを叩き込んでくれたんだ。
それ以外にもレース中の決断の下し方とか、ライバルたちが周りでどんな動きをしているか、何が起きているかをつねに注意するようにとか、ずっと言われ続けたよ。あとは、経験だね。90戦以上もF1を戦ってれば、色んな経験が積めるし、そこからより的確な決断を下せるようになるものだよ。
――今回はメルセデスが、意外な脆さを見せました。ここまでは彼らの独走が続いてましたが、これでタイトル争いの行方は見えなくなってきたのでは?
フェルスタッペン:そうかなあ。まだ、かなりのポイント差があるよね?
――首位のルイス・ハミルトンとは。62ポイント差です。
フェルスタッペン:それって、2勝分以上だよね。それにメルセデスが依然として、一番強いことには変わりはない。今回はああいう荒れた展開に、足をすくわれただけだと思う。
僕らはいい仕事をしたと思うけど、今後ギャップを縮めようと思ったら、相当努力しないといけない。とはいえ彼らより全然多いポイントを取ったのは、すごくいい気分なのは間違いないね。
――今日のようなレースは、そのクレイジーさにおいて、あなたの中では何番目に入りますか?
フェルスタッペン:2016年のブラジルも、相当のものだった。フルウエットタイヤとインターメディエイトを、数え切れないくらい履き替えてね。でも今回のように、スリックタイヤはほとんど履かなかったはず。いずれにしても今日のレースは、もっともクレイジーなグランプリのひとつだね。
――今日のトップ3ドライバーはいずれも、ヘルムート・マルコ博士に見出されてF1デビューを果たしました。あなたにとってマルコ博士とは、どんな存在ですか。
フェルスタッペン:ヘルムートはまだものすごく若かった僕を、トロロッソからF1デビューさせるというギャンブルをしてくれた。あの決断がなければ、今の僕はなかったかもしれない。
何よりヘルムートは真のレーサーで、あれだけの高齢なのにいまだにサーキットで起きていることを鋭く観察し続けてる。僕たちドライバーは、いい仕事をするときもあれば、ミスを犯すこともある。
そしてミスを犯したとき正直にそう言わずに、変な言い訳をすることをヘルムートは何より嫌うんだ。僕の場合、父がまさにそうだったから、というかもしかしたらヘルムートよりひどかったから(笑)、そういうやり方には最初から抵抗がなかった。
ヘルムートのような存在がチーム内で重要な役割を果たしてるのは、とてもいいことだ。僕にとってはいまだにものすごく重要な存在だし、これからもできるだけ長くいっしょにいて、たくさんの経験を共有できたらと思っているよ。まだまだ、お楽しみはこれからだよ。
(Kunio Shibata)
関連ニュース
9/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

