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ロス・ブラウンがF1の新空力ルールの効果を評価。「今後についても楽観視できる」

2019年4月7日

 F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、2019年から導入された新空力ルールの利点が、先週末のバーレーンGPでまたも明らかになったと考えている。


 F1はオーバーテイクを改善して接戦を促すために、ウイングを簡素化し幅を広げることを軸とした数々の空力ルールを、2019年シーズンより導入した。


 ブラウンは、2018年のアルバートパークでのオーストラリアGPと比較して、オーバーテイクが増加していることを指摘。アルバートパークはドライバーにとってオーバーテイクがしにくいレイアウトであることが知られている。


 ブラウンによると、レース中様々な展開が見られたバーレーンGPは、空力ルール変更がF1の目的を果たしていることを、さらに証明したという。


「メルボルンでも新空力ルールの効果を感じ始めることができていたが、サヒールではそれがさらに顕著になった」とブラウンは語った。


「ルール変更はドライバーの接戦における戦力を改善するために導入されたが、うまく機能しているようだ」


「我々は初期の兆候を目にしているにすぎないが、希望は持てる。特にバーレーンにおいてのレース内容は、興味深いものになった」


「新ルールの効果だけではないが、最初の2レースで目にしたショーによって、私は残りのシーズンについても楽観的な気分になっている」


「上海GPが2週間弱に迫っているが、この改善が繰り返されるか様子を見ることになるだろう」


 シーズンが開幕して以来、空力ルール変更がオーバーテイクを促進しているか否かについての意見は様々だが、わずかに肯定的な意見の方に偏っているようだ。


 ロマン・グロージャンとダニエル・リカルドはふたりとも、先行しているマシンに近づいて追いかけるのが今では簡単になったと感じている。しかし現F1世界王者のルイス・ハミルトンは、空力ルール変更は何の効果ももたらしていないと主張している。


「何の違いもない。違いはゼロだ。今もひどい状況だよ!」とハミルトンは語った。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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