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ハミルトン、ホンダF1のパワーユニットを称賛。「メルセデス&フェラーリに近づきつつある」

2019年3月29日

 ルイス・ハミルトンは戦いを求めている。より具体的には、5度のF1世界チャンピオンであるハミルトンは、今週末のF1バーレーンGPで、トップ3チーム間での拮抗した戦いを求めているのだ。


 シーズン開幕戦のオーストラリアGPでは、ハミルトンはダメージを負ったマシンで2番手を走行し、チームメイトのバルテリ・ボッタスと優勝を賭けた戦いができなかった。


 一方でマックス・フェルスタッペンが表彰台の最下段を獲得したものの、レッドブルとフェラーリはメルセデスに挑むことはできなかった。


 ハミルトンはバーレーンではこの状況が変わることを期待している。

2019年F1第2戦バーレーンGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年F1第2戦バーレーンGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

「彼ら(フェラーリとレッドブル)は昨年(2018年)のバーレーンではどちらもとても強かった」とハミルトンはバーレーンのサヒールのパドックで報道陣に語った。「レッドブルは実際進歩しているように見える。今週末は接戦になることを心から期待しているよ」


「一部の人たちが、僕たちがテストで実力を隠すようなことをしたと考えていることは知っている」とハミルトンは付け加えた。「でも正直なところ、開幕戦に臨むにあたっては、テストの時よりも接戦になると考えていた。自分が得た情報から、メルセデスが遅れをとっていると考えていたんだ。前戦では速さを発揮できたという嬉しい驚きとともにこの週末を迎えようとしているけれど、ここでは状況は間違いなく変わるだろう。もしかすると前のレースでは(フェラーリとレッドブルは)タイヤがうまく機能しなかったようなことがあったのかもしれない。でもここでは機能するかもしれない。だからそうしたことがどのように展開するか、皆と同じ様に楽しみにしている」


 レッドブルにとって2019年にパワーユニット(PU/エンジン)をルノーからホンダに変えたことは有利に働くと、ハミルトンは考えている。


「今年のレッドブルは、去年よりはるかに優れたパワーユニットを持っていることは間違いない。彼らのエンジン性能は(トップに)かなり近づいている。トップのマシンに10馬力以内には近づいていると思う。GPSを見てみれば、一部のストレートでは、彼らは僕たちとほとんど同じくらい速い。彼らにとって素晴らしいスタートだ。彼らが信頼性の問題に阻まれることなく戦いにとどまることを期待している」


 2018年のバーレーンGPでは、フェラーリのマシンを駆るセバスチャン・ベッテルが優勝している。これは彼らにとって心強い要素といえるだろう。一方で、フェラーリとベッテルは2018年はオーストラリアGPで優勝したものの、2019年の同レースではペースで遅れをとっていた。




(grandprix.com)


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