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「開幕戦でのフェラーリ低迷の原因がわかった」と、レッドブル首脳が語るふたつの要因

2019年3月29日

 開幕戦オーストラリアGPで失速状態に陥ったフェラーリに関して、レッドブルのモータスポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコ博士が独自の見解を明らかにした。博士によればフェラーリは、ふたつの問題を抱えているという。ひとつはパワーユニットの冷却の問題であり、もうひとつはピレリタイヤのデグラデーションだというのだ。


 バルセロナのウィンターテストで終始圧倒的な速さを披露し、2019年シーズンのチャンピオン候補最右翼に躍り出たフェラーリ。ところが開幕戦では予選でメルセデスの速さにまったく対抗できず、レースでもセバスチャン・ベッテルがレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンになす術もなく抜かれ、表彰台にも届かなかった。


「メルボルンで期待外れだったのは、フェラーリだけではない。ハースも同様だった。彼らはウィンターテストの速さを、十分に再現できていたとは言いがたかった」と、マルコ博士は言う。


「それは、なぜだったのか。考えられるのは冷却系に問題が起き、パワーユニットのパフォーマンスを落とさざるをえなかった可能性だ。フェラーリとハースの両方がバルセロナほど速くなかったのは、決して偶然ではないと思うね」


 さらにマルコ博士は、「開幕戦のレースでは、ハードを履いたシャルル・ルクレールがミディアムのベッテルよりペースが速かった」として、「今のフェラーリは、ピレリタイヤをうまく使えていない」と、結論づけている。


「わずか3周走っただけで、ミディアムの新品を履いたベッテルのペースががくんと落ちた。フェラーリはメルボルンの週末、一度としてミディアムをうまく機能させることができなかった。冬のバルセロナに比べて、メルボルンの路面温度はフェラーリには高すぎたのだ。そのためライバルたちに比べ、タイヤはあっという間にタレてしまった」


「対照的にわれわれは、デグラデーションの問題とは完全に無縁だったよ。それどころかタイヤの限界まで、まだかなりの余裕があったほどだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(翻訳・まとめ Kunio Shibata)


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