最新記事
- 後継者候補のベアマンがフェラーリに実力アピ...
- ホンダF1初優勝から60年を記念し角田裕毅が『...
- マーシャルへのデブリ回収の指示は取り消され...
- 「この巻き返しには大きな意味がある」「10秒...
- 「走っていて最高の感触だった」「できる限り...
- レッドブル、ドライバーラインアップの決断を...
- 「ピット戦略自体は悪くなかった」詳細は語ら...
- 【F1第20戦決勝の要点】新人ベアマン、優勝経...
- 【ポイントランキング】2025年F1第20戦メキシ...
- ノリスが今季6勝目、逆転で選手権首位に浮上...
- 【正式結果】2025年F1第20戦メキシコシティGP...
- 「アップデートなしに素晴らしい成果を出した...
F1 Topic:ブラジルGPで優勝したハミルトン、パワーユニットのトラブルでリタイア寸前だった
2018年11月14日
F1第20戦ブラジルGPで逆転勝利を飾ったルイス・ハミルトンだが、レース後、メルセデスのトト・ウォルフ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者)は「レース終盤はエンジンに深刻なトラブルを抱え、リタイアを覚悟していた」ことを明かした。
「私はドライバーとレースエンジニアとの無線だけでなく、ガレージ裏のテレメトリー室で会話しているエンジニアたちとの無線も聞く立場にあって、常時10チャンネルの無線に耳を傾けているのだが、その無線のひとつから信じられない会話が飛び込んできた。『ルイスのパワーユニットはいつ故障しても不思議でない。次の周に壊れてしまうかもしれない』とね」
「そこで私はボリュームを上げて、『ちょっと、いま何と言ったんだ?』と尋ねたら、『パワーユニットに深刻な問題が発生していて、最善を尽くしますが、いつリタイアするかわからない』と返信がきたんだ」
レース中盤の40周目にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に、楽々とオーバーテイクされたのは、すでにこの時点でメルセデス陣営はハミルトンを優勝させることよりも、リタイアしないで完走させることを優先していたからだった。
ウォルフはさらにこう続けた。
「幸い、次の周に壊れることはなかったので、私は彼らに仕事に集中してもらうため、しばらく黙っていた」
このとき、ハミルトンが抱えていた問題とは、排気温度だった。
「エキゾーストパイプが壊れる寸前だと言っていた。完全に限界を超えている、と。彼らはハミルトンにエンジンのセッティングを変更してもらうとともに、ドライビングも変えてもらって、排気温度を下げる努力をして、なんとか1000℃を切ることができたが、それでもまだ980℃あった」
排気温度は1000℃超えて使用していた時期も過去にあったが、現在は935℃あたりに抑えられていると言われている。それは1000℃を超えるとタービンが壊れてしまうからだ。
果たして、エンジンは最後まで壊れることなく、71周のレースをハミルトンはトップでフィニッシュした。ウイニングランの後、パルクフェルメにマシンを停めたハミルトンがチームスタッフたちの中へダイブしたのは、決して大げさなことではなく、この日の勝利を仲間たちとともに祝福したい一心で行なった自然の行動だった。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
| 10/25(土) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 10/26(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 10/27(月) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 357 |
| 2位 | オスカー・ピアストリ | 356 |
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 321 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 258 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 210 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 146 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 97 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 |
| 10位 | アイザック・ハジャー | 39 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 713 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 356 |
| 3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 355 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 346 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 62 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 60 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |
| 第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |


