F速

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:大物エンジニアのパット・フライがアメリカGPからマクラーレンに復帰

2018年10月19日

 F1第18戦アメリカGPで、「アメリカGP以降の終盤戦で、コカ・コーラと新たなパートナーシップ契約を結んだこと」を発表したマクラーレン。低迷打開に向けた動きは、それだけではなかった。


 すでに9月上旬にチームに加入していた大物エンジニアのパット・フライが、今回アメリカGPから現場に姿を現したのだ。


 フライは1987年に電機メーカーからベネトンに移籍し、92年からマーティン・ブランドルのレースエンジニアを担当。93年にベネトンからマクラーレンに移籍し、95年からミカ・ハッキネンのレースエンジニアを担当。2002年にチーフエンジニアに昇格した後、ティム・ゴスと隔年でマシンの開発を指揮してきた。05年のMP4-20、07年のMP4-22、09年のMP4-24はフライが手がけたマシンだった。


 フライは、2011年のマシン『MP4-26』のプロジェクトの責任者だった10年の5月にマクラーレンを離脱。同年7月にフェラーリへ移籍し、11年にレースエンジニアリングディレクターとして、その後シャシー部門のディレクターとして活躍したが、14年のシーズン終了後にフェラーリを離脱。16年からマノーでコンサルティング業務を行なっていたが、マノーの消滅とともに一時、F1界から姿を消していた。


 2010年以来、8年ぶりにマクラーレンのウェアを着て、サーキットに現れたフライの新しい役職は、エンジニアたちを統率するエンジニアリングディレクターだ。


 マクラーレンは今年、成績不振の責任を取る形でティム・ゴス、マット・モリスといった技術部門のトップにいたスタッフを相次いで更迭し、トロロッソ・ホンダでテクニカルディレクターを務めていたジェームス・キーに接触を図っていた。しかし、これを知ったトロロッソ側が「キーとの間には長期的な契約がある」として、マクラーレンの計画は頓挫していた。


 今回のフライの獲得が、キーの獲得断念の次善の策なのかどうかは不明だが、大物エンジニアの獲得は、ウイリアムズに復帰したパティ・ロウを見てもわかるように、必ずしも成功することは限らない。果たして、マクラーレンに復帰したフライはどうなのか。まずはアメリカGPの週末のお手並みを拝見しよう。



(Masahiro Owari)


レース

6/27(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
6/28(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
6/29(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※カナダGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ198
2位ランド・ノリス176
3位マックス・フェルスタッペン155
4位ジョージ・ラッセル136
5位シャルル・ルクレール104
6位ルイス・ハミルトン79
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン22
10位アイザック・ハジャー21

チームランキング

※カナダGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム374
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム199
3位スクーデリア・フェラーリHP183
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位マネーグラム・ハースF1チーム28
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム28
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム22
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー20
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号