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ホンダ田辺TD「5戦ぶりの入賞は喜ばしいが、パッケージのパフォーマンス不足を実感」:F1ドイツGP日曜

2018年7月23日

 2018年F1ドイツGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは14位、ブレンドン・ハートレーは10位だった。
                         
 決勝前、ガスリーのパワーユニットが交換されたことが明らかになった。5基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、4基目のMGU-K、3基目のエナジーストア、コントロールエレクトロニクスが導入され、1シーズンに定められた基数制限を超えた交換のため、予選17番手のガスリーはペナルティを受けて最後尾からのスタートとなった。ホンダは、今回の交換の理由について「トラブルではなく、予選順位を考慮した上で、今後の戦いに向けて、PUのスペアを確保する目的で戦略的に交換を行ったもの」としている。ハートレーは16番グリッドからレースに臨んだ。


 2台はソフトタイヤでスタート、序盤ガスリーは20番手、ハートレーは18番手を走行した。ハートレーは28周を終えたところでピットイン。ガスリーに関しては、雨の予報もあり、ステイアウトする戦略を採った。40周すぎに雨が降り出した際に、チームは雨が激しくなると読んでガスリーを43周目にピットインさせ、ウエットタイヤに交換した。しかし雨は収まり始めたため、ガスリーは46周目にウルトラソフトに交換、19番手にポジションを落とした。


 その後、レースをリードするセバスチャン・ベッテルがコースアウトし、クラッシュ。それによりセーフティカーが導入され、このタイミングでハートレーはピットインし、ウルトラソフトに交換、順位を9番手に上げた。その後、後続車に抜かれて11位でフィニッシュしたハートレーだが、前にいたカルロス・サインツJr.に10秒加算のペナルティが出たため、ハートレーは10位に繰り上がり、1ポイントを獲得した。ハートレーの入賞はアゼルバイジャン以来2回目、チームにとってはモナコ以来のポイント獲得となった。
 ガスリーは14位でフィニッシュ、2台揃っての完走となった。


■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治
 予測が難しい雨により波乱となったレースの中で、2台のマシンが完走できたことはよかったと思います。また、ブレンドンは16番手からのスタートでしたが、最後に粘りを見せて確実にポイントを獲得してくれました。


 ただ、ここ数戦を見ると我々のパッケージにはまだ課題が多いと思っています。来週のハンガリーGPに向けて早急に現状分析を行い、パフォーマンス改善に努めます。



(autosport web)


レース

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