最新記事
- ローソンのレッドブルシート喪失を受けて、ペ...
- 2026年F1プレシーズンは過密スケジュールに。...
- 異例の早さでのローソン外しに感じられるレッ...
- 【角田裕毅F1第3戦展望】シミュレーター作業...
- 危機感の残る開幕2戦。ダブル入賞達成も「問...
- グランプリのうわさ話:2026年のF1は過酷なト...
- パドック裏話:街ではファンを避けたいドライ...
- 新型プレリュードがF1ドライバーの手で初の公...
- 「ホンダの“諦めない”が王座獲得に繋がった」...
- レーシングブルズに移ったローソン、経験ある...
- タイヤへの要求が“最も厳しい”コースのひとつ...
- アストンマーティンF1のコーウェルCEOがホン...
【小松礼雄のF1本音コラム】好結果残すも、不満もたまった3連戦。見えてきたドライバーふたりの課題
2018年7月20日
現役日本人F1エンジニアとして、ハースF1でチーフを務める小松礼雄エンジニア。F1速報サイトで好評連載中のコラム、今回はF1第8戦フランスGP〜第10戦イギリスGPまでの3連戦を一挙ふり返り。現在のF1で起きている真相と、現場エンジニアの本音を読者のみなさまにお届けします。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
F1史上初の3連戦が終わりました。カナダGPで投入したアップデートの効果がうまく発揮され、3レースを通してマシンのパフォーマンスはとても良かったです。トップ3チームを除くと、3戦すべてでQ3に2台進出しているのは僕らだけなので、ようやく中団グループのトップに立てたのではないかなと思っています。
今のマシンで“普通”に予選と決勝を走ることができれば7、8位でフィニッシュすることは十分に可能です。フランスGPでもケビン(・マグヌッセン)が6位でフィニッシュしていますが、それをやっとチームとして2台で実践できたのがオーストリアGPです。
予選でロマン(・グロージャン)がレッドブルの(ダニエル・)リカルドを抑えて6番手を獲得したのにはさすがに驚きましたけど、ケビンもマシンの実力どおりの速さを発揮して8番手に入りました。
そして、レースではフェラーリ、メルセデス、レッドブルと勝負するのはさすがに無理ですが、それ以外のチームには迫られることなく淡々と走り、(ルイス・)ハミルトン、(バルテリ・)ボッタス、リカルドのリタイアが重なって、4、5位ダブル入賞という素晴らしい結果に終わったわけです。
でも、今のハースのマシンを持ってすれば、この結果をつねに出していなければいけないんです。ですから、やっと今季9戦目で出すべき結果を出せてホットしました。もちろん、とてもうれしかったですけど、ようやくやるべきことができたという気持ちが強かったです。
このまま波に乗っていきたいところでしたが、イギリスGPではロマンがFP1でいきなりクラッシュ。ダメージが大きく、シャシー交換となってしまったのでFP1の残り時間とFP2を、ケビン1台で走らないといけなくなりました。
当然、予定どおりのプログラムをすべてケビンだけでこなすことはできないので、クルマのセットアップの煮詰めやタイヤの使い方などやりきれないことが結構残ってしまいました。
それでも金曜の夜に見直して、FP3でちょっと実験をして、少なくとも方向性が確実に見えたので、予選でさらに修正をかけて、なんとか7、8番手を獲得することができました。たとえ出だしが悪くても、居るべき場所までマシンを持ってこられたのは、チーム力が成長している証だと思うので、それ自体は良かったです。
しかし、決勝では予想だにしなかった出来事が待ち受けていました。スタート後のターン3への進入でフロントをロックアップしたロマンが、なんとチームメイトのケビンに突っ込んでいったんです……。絶対にやってはいけない、あり得ないミスでした。
繰り返しになりますが、我々のチャレンジは中団グループのトップに立つことで、今のマシンが速いことはドライバー達も十分に理解しているわけです。だから、1周目はポジションをキープしてマシンやタイヤを傷めることなく、7、8番手で戻ってくればいいんです。
ですから、ロックアップしてチームメイトに突っ込んでしまうようなリスクを冒す必要性はまったくないんです。もちろん、同じ場所でフェラーリのキミ(ライコネン)もフロントをロックアップしていましたから、あの場所はちょっと路面のグリップが低かったわけです。でも、それも含めて上手くやるのが彼らの仕事なので、あまり言い訳にはなりません。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
F1史上初の3連戦が終わりました。カナダGPで投入したアップデートの効果がうまく発揮され、3レースを通してマシンのパフォーマンスはとても良かったです。トップ3チームを除くと、3戦すべてでQ3に2台進出しているのは僕らだけなので、ようやく中団グループのトップに立てたのではないかなと思っています。
今のマシンで“普通”に予選と決勝を走ることができれば7、8位でフィニッシュすることは十分に可能です。フランスGPでもケビン(・マグヌッセン)が6位でフィニッシュしていますが、それをやっとチームとして2台で実践できたのがオーストリアGPです。
予選でロマン(・グロージャン)がレッドブルの(ダニエル・)リカルドを抑えて6番手を獲得したのにはさすがに驚きましたけど、ケビンもマシンの実力どおりの速さを発揮して8番手に入りました。
そして、レースではフェラーリ、メルセデス、レッドブルと勝負するのはさすがに無理ですが、それ以外のチームには迫られることなく淡々と走り、(ルイス・)ハミルトン、(バルテリ・)ボッタス、リカルドのリタイアが重なって、4、5位ダブル入賞という素晴らしい結果に終わったわけです。
でも、今のハースのマシンを持ってすれば、この結果をつねに出していなければいけないんです。ですから、やっと今季9戦目で出すべき結果を出せてホットしました。もちろん、とてもうれしかったですけど、ようやくやるべきことができたという気持ちが強かったです。
このまま波に乗っていきたいところでしたが、イギリスGPではロマンがFP1でいきなりクラッシュ。ダメージが大きく、シャシー交換となってしまったのでFP1の残り時間とFP2を、ケビン1台で走らないといけなくなりました。
当然、予定どおりのプログラムをすべてケビンだけでこなすことはできないので、クルマのセットアップの煮詰めやタイヤの使い方などやりきれないことが結構残ってしまいました。
それでも金曜の夜に見直して、FP3でちょっと実験をして、少なくとも方向性が確実に見えたので、予選でさらに修正をかけて、なんとか7、8番手を獲得することができました。たとえ出だしが悪くても、居るべき場所までマシンを持ってこられたのは、チーム力が成長している証だと思うので、それ自体は良かったです。
しかし、決勝では予想だにしなかった出来事が待ち受けていました。スタート後のターン3への進入でフロントをロックアップしたロマンが、なんとチームメイトのケビンに突っ込んでいったんです……。絶対にやってはいけない、あり得ないミスでした。
繰り返しになりますが、我々のチャレンジは中団グループのトップに立つことで、今のマシンが速いことはドライバー達も十分に理解しているわけです。だから、1周目はポジションをキープしてマシンやタイヤを傷めることなく、7、8番手で戻ってくればいいんです。
ですから、ロックアップしてチームメイトに突っ込んでしまうようなリスクを冒す必要性はまったくないんです。もちろん、同じ場所でフェラーリのキミ(ライコネン)もフロントをロックアップしていましたから、あの場所はちょっと路面のグリップが低かったわけです。でも、それも含めて上手くやるのが彼らの仕事なので、あまり言い訳にはなりません。
…記事の続きは会員登録後閲覧できます。
※こちらの記事は一般&プレミアム会員専用のコンテンツとなります。
一般+プレミアム会員一括登録
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。
一般+プレミアム会員一括登録
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。
関連ニュース
4/4(金) | フリー走行1回目 | 11:30〜12:30 |
フリー走行2回目 | 15:00〜16:00 | |
4/5(土) | フリー走行3回目 | 11:30〜12:30 |
予選 | 15:00〜 | |
4/6(日) | 決勝 | 14:00〜 |


※中国GP終了時点
1位 | ランド・ノリス | 44 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 36 |
3位 | ジョージ・ラッセル | 35 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 34 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 22 |
6位 | アレクサンダー・アルボン | 16 |
7位 | エステバン・オコン | 10 |
8位 | ランス・ストロール | 10 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 9 |
10位 | シャルル・ルクレール | 8 |

※中国GP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 78 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 57 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 36 |
4位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
5位 | スクーデリア・フェラーリHP | 17 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 14 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
9位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 3 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

