F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:トロロッソ・ホンダのパワーユニット交換作業が早くなった理由

2018年6月11日

 土曜日のF1 Topic「FP3でガスリーの新PUに問題発生、予選は旧スペックのPUで走行か」で、こんなことを書いた。 


「ただ、不思議なのは、セッション終了1時間後にトロロッソのガレージを覗くと、PUは車体に搭載されていたことだ。もし、PUを交換していれば、ユニットごと交換だったとしても1時間以上はかかるはず。もしかすると、その後、なんらかの原因で交換を行わないことになった可能性も考えられる」


 果たして、ピエール・ガスリーは交換したパワーユニットで予選を戦った。


 予選後、その件をホンダに確認すると、「ガスリーがピットインしてから1時間以内で交換自体の作業は終了していました。交換だけなら、30分から40分で作業は終了していたと思います」(某メカニック)という。


 つまり、筆者がガレージを覗いた12時56分(フリー走行3回目が終了してから56分後)には、すでに交換作業は終了していたのである。


 そのあと、細かな部品の整備をして、エンジンに火を入れたのは予選開始15分前で、その後足回りなどを調整して、完全に出走できる態勢となったのが予選開始の14時だったという。


 ホンダのスタッフによれば、交換作業が格段に早くなったのは今年になってから。田辺豊治F1テクニカルディレクターはこう説明する。


「想定外のPU交換が発生しても、できるだけ走行時間を無駄にしないよう、事前の準備のあり方を見直しました。チーム側ともそのへんの話し合いをしっかりとしました。昨年の状況はよくわかりませんが、スタッフによれば、『昨年だったら、あのタイミングで交換となったら、予選までには間に合わなかった』と話していました。ただひとつ言っておきたいのはPUの交換作業は車体のレイアウトとも大きく関係しており、必ずしも昨年まで怠けていたというわけではありません」


 F1の戦いはコース上の速さだけでなく、部品の交換、セットアップ変更、タイヤ交換などのスピードも問われる。その意味では、このカナダGPでホンダはPUのアップデートとともに交換体制という面でも確実に進化しているところを披露していた。



(Masahiro Owari)


レース

12/6(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/7(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/8(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン437
2位ランド・ノリス374
3位シャルル・ルクレール356
4位オスカー・ピアストリ292
5位カルロス・サインツ290
6位ジョージ・ラッセル245
7位ルイス・ハミルトン223
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ70
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー4

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd22 ラスベガス&Rd23 カタール&Rd24 アブダビGP号