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ベッテル、F1中国GPで接触したフェルスタッペンの判断ミスの原因は「若さではない」と主張

2018年4月16日

 セバスチャン・ベッテルは、マックス・フェルスタッペンの良識が欠如していることを正当化する理由に、これ以上若さをあげることはできないと考えている。


 中国GPのレース終盤、ベッテルとフェルスタッペンは2位を争っていた。過剰な動きで仕掛けたフェルスタッペンがベッテルと接触し、ふたりはコース上で一時立ち往生となり、最終的にはフェルスタッペン5位、ベッテル8位でレースは終了した。


 序盤はレースをリードしていたベッテルは、メルセデスのバルテリ・ボッタスにアンダーカットを許しており、表彰台でのフィニッシュを望んでいた。このため、フェルスタッペンとの接触はベッテルにとって大きな痛手となった。


「かなり後になるまで彼(フェルスタッペン)のことは見えていなかった。だから少しのスペースを残しておいたんだ」とベッテル。


「正直に言えば、もっと早い段階で来ると思っていた。ダニエル(・リカルド)も同じだったけれど、彼らは新しいタイヤを履いていて明らかに速かったから、対抗するつもりはなかった。そんなことに意味などないのだから」


「後ろのライバルたちに対して、妥協するようなレースは望んでいなかった」


「彼は確かにミスを犯し、ロックした。よくあることだよ。レースの間、ストレートではずっと追い風が吹いていて、きっと判断ミスをしたのだろうね。それが僕らふたりの結果を損なうことになった」


 ベッテルとフェルスタッペンはレース後、短い会話を交わしている。フェルスタッペンは事故に対して責任があることを受け入れているが、20歳という若さによって許されるべきではないとベッテルは話す。


「彼はもう十分だけのレースを走っている。こういうことは300戦走っていたって起こることだ。マシンに乗っていて判断が非常に難しかったとしても、最終的には色々なことを考えて、クラッシュしないようにしなければならない」


「彼はすぐにフロントウイングをなくすし、パンクなんかもする。そうしたケースでは、相手も自分もゲームオーバーという状況になってしまう。今回の僕らはラッキーだったけれど、そういうことにもなり得るんだ」



(Translation:Akane Kofuji)


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