F速

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:なぜライコネンは中国GP予選でベッテルに逆転されたのか?

2018年4月15日

 予選のQ3の1回目のアタックで暫定ポールポジションの座に着いていたキミ・ライコネン。しかし、最後のアタックで0.087秒差でチームメートのセバスチャン・ベッテルに逆転を許した。


 予選後の会見で、なぜ逆転されたのかを尋ねられたライコネンは、「自分でもわからない」と答えた。「僕はいくらかタイムを失ったかもしれないが、特にミスはしていない」


 実際、ライコネンの最後のアタックはセクター1が24.0秒、セクター2も27.1秒と自己ベストを叩き出し、セクター3こそ自己ベストの39.9に及ばなかったが、最後のアタックでは40.0秒とコンマ1秒遅れでまとめた。


 では、どうしてライコネンはベッテルに逆転されたのか。じつはベッテルは1回目のアタックでミスをしていたのである。
「ターン3の出口でオーバーステアが出た」というベッテルのセクター1のタイムは24.1秒とライコネンよりコンマ1秒遅かった。ここでリズムを崩したベッテルは、セクター2も27.2秒とライコネンに対してコンマ1秒ロス。結果1回目のアタックは0.161の差をつけられていた。


 それが最後のアタックではベッテルはセクター1が24.0秒、セクター2も27.1秒とライコネンには及ばないものの、ほぼ同タイムで通過。最後のセクター3でライコネンが自己ベストを更新できなかったのに対して、39.9の区間最速タイムでクリア。見事逆転ポールポジションを獲得した。


 ベッテルの逆転ポールポジションは、ライコネンのミスではなく、1回目のアタックでミスしていたベッテルが、最後のアタックでミスしなかっただけ。つまり、安定した速さという点では、ライコネンのほうが光っていた。日曜日のレースで、その走りができるか?



(Masahiro Owari)


レース

11/7(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
11/8(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
11/9(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位ランド・ノリス357
2位オスカー・ピアストリ356
3位マックス・フェルスタッペン321
4位ジョージ・ラッセル258
5位シャルル・ルクレール210
6位ルイス・ハミルトン146
7位アンドレア・キミ・アントネッリ97
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム713
2位スクーデリア・フェラーリHP356
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム355
4位オラクル・レッドブル・レーシング346
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位マネーグラム・ハースF1チーム62
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー60
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号