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【あなたは何しに?】数々のF1サーキットのデザインを手がけた父とその背中を追う息子

2018年4月8日

 F1シーズンを転戦していると、いろいろな人との出会いがある。そんな人たちに、「あなたは何しに、レースに来たのか?」を尋ねる連載企画。今回は世界中のF1サーキットのデザインを手がけているヘルマン・ティルケ(ドイツ人建築家)だ。 


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 バーレーン・インターナショナル・サーキットにヘルマン・ティルケが来ていた。


 95年にA1リンクの改修を行い、高い評価を得たティルケは、98年にマレーシアGP開催にあわせて新設するセパン・インターナショナル・サーキットのデザインを手がけたのをきっかけに、F1の拡大路線とともに世界中のサーキットのデザインの監修を行なってきた。


 バーレーン・インターナショナル・サーキットはティルケにとってセパン・インターナショナル・サーキットに次いで2番目の新設サーキットで、思い入れのあるサーキットのひとつだ。


 この後、ティルケが手がけた新設サーキットはF1だけでも、上海インターナショナル・サーキット、イスタンブール・パーク・サーキット、バレンシア市街地サーキット、ヤス・マリーナ・サーキット、韓国インターナショナル・サーキット、ブッダ・インターナショナル・サーキット、サーキット・オブ・ジ・アメリカ、ソチ・オリンピックパーク・サーキットと8つもある。


 いつもはひとりでグランプリに顔を出すティルケだが、今回は若い男性を連れていた。面影が似ていたので、ひょっとしたらと思い、尋ねてみたら、案の定、ご子息のカーステン・ティルケさんだった。どうして今回、ティルケは息子を連れて来たのだろうか。


「こいつは私の息子であり、私の部下。今回は仕事で来たんだ」というヘルマン。そして、息子のカーステンがこう続けた。


「私はティルケGmbH(有限会社)に3年前に入社し、父親のサポートをしているんだ」


 大学で土木工学の博士号を取得しているカーステン。ティルケGmbHでの初仕事がバクー・シティ・サーキットのプロジェクトだった。


「父親が手がけたサーキットに来るのは、特別な気持ち。早く一人前になって、自分がプロジェクトを指揮して、新しいサーキットをデザインしてみたいね」



(Masahiro Owari)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/19(土) フリー走行3回目 22:30〜23:30
予選 26:00〜
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

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6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

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2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

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