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トロロッソ・ホンダF1密着:自身初のQ3進出で中団勢トップの速さを披露したガスリー
2018年4月8日
「今週はいい戦いができるという予感はしていたけど、こんなにもマシンのフィーリングがいいとは思っていなかった。金曜日のフリー走行1回目から調子が良く、予選でもQ1、Q2とどんどん速くなって行った」というピエール・ガスリー。Q1は9番手、Q2も9番手といずれもトップ10をキープするスピードを披露して、Q3へ進出した。
これまでのガスリーのF1での予選結果は、F1にデビューした昨年のマレーシアGPの15番手が最高位。それ以外はすべてQ1落ちだったから、この結果に喜ぶには当然のことだった。しかし、ガスリーの速さはここでとどまらなかった。
「すべてをまとめないといい結果が出ない」(ガスリー)と臨んだQ3。1回目のアタックはユーズドのスーパーソフトだった。理由は「ニュータイヤで挑む最後のアタックのために、路面状況をチェックして、リズムを維持しておきたかったから」だという。
その作戦はうまくいく。「最後のアタックはセクター1からセクター3までバッチリだった」というガスリーが叩き出したタイムはQ2の自己ベストをコンマ5秒更新する1分29秒329。
ハースのケビン・マグヌッセン、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、フォース・インディアのエステバン・オコンを抑えて、トップ3チームに次ぐ第二集団のトップとなる予選6位を獲得。予選4位のルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がギヤボックス交換のペナルティで5番手降格するため、日曜日のレースは5番手からスタートする。
ホンダがF1に復帰した2015年からこれまでの予選最高位は2016年のオーストリアGPでのジェンソン・バトンの5位(3番手スタート)。今回の予選6位と5番手スタートは、それに次ぐ好結果だった。
トロロッソ・ホンダにとって、この日はもうひとつ明るい話題があった。それはチームメイトのブレンドン・ハートレーが11番手に入ったことだ。ハートレーにとっても、今回の予選は初めてQ1を突破し、Q2に進出した予選となった。
「チームが持ってきてくれたアップデートが大きかった。昨日は比較テストのため、僕は古い空力で走っていて、今日初めて新パッケージを使った。こんなにいいパフォーマンスが発揮できるなんて、チームに感謝しなくちゃいけない」(ハートレー)
ホンダF1のテクニカルディレクターの田辺豊治は、今年初のQ3進出をチーム全体の成果だと評価した。
「この結果はPUだけでなく、チームが持ち込んでくれた新しい空力パッケージとドライバーが頑張って獲得した結果なので、うれしいです」
だが、レースは日曜日。57周先にどんな結果が待っているのか。喜ぶのは、まだ早い。
(Masahiro Owari)
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5/30(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
5/31(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/1(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 186 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 137 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
5位 | シャルル・ルクレール | 94 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 71 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | アイザック・ハジャー | 21 |
10位 | エステバン・オコン | 20 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 362 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 165 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 159 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 144 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 54 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 26 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 16 |
9位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 16 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

