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【F速プレミアム】ライコネン観察日記:開幕戦で得た確かな手応えを胸にバーレーンに臨む

2018.04.06

 長年ライコネンの「番記者」を務めるフィンランド人ジャーナリストのヘイキ・クルタ氏が見た、アイスマンの言動をお送りするF1速報web限定連載。今季マシンのフィーリングが気に入ったキミ・ライコネン。開幕戦は3位で終わったが今後に向けては確かな手応えを持っているようだ。

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 われらがアイスマンは、オーストラリアでのシーズン開幕戦で、過去2回の優勝を記録している。だが、あと少しだけ運に恵まれていれば、彼はこの地で少なくとも4勝をあげていたはずだ。そして、もしキミが実際にアルバート・パークで4勝していたら、彼が最も得意とするスパ・フランコルシャンでの優勝回数に並んでいたことにもなる。

 先週日曜のアルバート・パークでのレースは、ライコネンにとって「勝てたかもしれないグランプリ」の最新の事例だった。

「確かに、僕はあまりツイていなかった。でも、少なくともチームとしてはラッキーだったから、よろこんではいるよ」と、彼はしわがれた声で、わずかに悔しさを滲ませながら語った。

 不運によって優勝を逃したもうひとつの例は、キミがまだ気鋭の若手だった2003年のオーストラリアGPだ。マクラーレン・メルセデスをドライブしていた彼は、レース中盤で首位に立っていた。ところが、ピットストップを行った際にスピードリミッターが正しく作動せず、ピットレーン速度違反によりドライブスルーペナルティを科されて、レースを3位で終えることになったのだ。

 それと同様に、ライコネンは今回も3位だった。オーストラリアでは6回目のポディウムだ。


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