F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

【F1技術解説ピックアップ】開幕戦で大きな変更が加えられたメルセデスW09のフロントサスペンション

2018年3月23日

 F1iのテクニカルエキスパート、ニコラ・カルパンチエが各チームの2018年F1マシンに搭載される最新技術を解説。今回はメルセデスW09のフロントサスペンションにフォーカスする。 


ーーーーーーーーー


 冬のバルセロナテストでは、新車は衝立で厳重に隠され、肝心の部分を中々見ることができなかった。しかしいったんシーズンが開幕すれば、そういうわけにはいかない。メルボルンではメルセデスW09のフロントサスペンションに、去年型に比べて大きな変更が加えられていることが確認できた。


 白矢印で示された、いびつな楕円形のふたつの金属製のパーツに注目していただきたい。コーナリング中などに車体が傾いた際には、このふたつのパーツがアンチロールバーの機能を果たす(いわゆる伝統的なアンチロールバーは、メルセデスには搭載されていない)。


 そして車体がダイブした際には、サードエレメントと呼ばれる、いわゆる第3のサスペンションが作動する(黄色矢印)。これ自体はW08にも搭載されていたが、さらにアップデートされている。


 アンチダイブ装置と呼ぶべきこのデバイスは、ダンパー、あるいはイナーシャダンパーで構成されている。ライバルチームのほとんどが機械的に作動するのに対して、メルセデスのそれは油圧駆動である。


 左右の前輪がこのサードエレメントを会して繋がり、ブレーキング時の沈み込みを制御し、車高を極力一定にする。それはまた、高速走行でダウンフォースが増大した状態の際、ダンパーを固くする役割も果たす。その結果、フロントウィングを始めとする主要空力パーツが、最適な性能を発揮することに役立っている。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(Translation:Kunio Shibata)




レース

6/8(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/9(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/10(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※カナダGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン194
2位シャルル・ルクレール138
3位ランド・ノリス131
4位カルロス・サインツ108
5位セルジオ・ペレス107
6位オスカー・ピアストリ81
7位ジョージ・ラッセル69
8位ルイス・ハミルトン55
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※カナダGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング301
2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム212
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム124
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム5
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP