最新記事
- ダニエル・リカルドが引退を発表。フォード・...
- トップはノリス、角田は初日9番手。レッドブ...
- 【タイム結果】2025年F1第16戦イタリアGPフリ...
- F1モナコGPが契約をさらに延長。2035年までの...
- フェラーリ勢が地元でワン・ツー発進、サイン...
- 【タイム結果】2025年F1第16戦イタリアGPフリ...
- 初FP1で4番手タイムを記録したマクラーレン育...
- アルピーヌのリザーブ務めるアーロン、F1イタ...
- キャデラックF1と契約のコルトン・ハータ、F1...
- F1 CEOのスプリントフォーマット推進意見にド...
- ハミルトン、フェラーリでの初モンツァに臨む...
- ウイリアムズがサインツのペナルティに関し再...
【津川哲夫のF1新車チェック】崖っぷちのマクラーレンMCL33。狭小開口部でルノーPUをどこまで冷やせるか
2018年2月26日
自らを崖っぷちの状況へ追い込んでしまったマクラーレン。新車MCL33ルノーはマクラーレンの真の実力が問われ、まさにナイフエッジな運命を背負わされるマシンとなった。今年のマクラーレンは起死回生がなければ、もう行く道がない。
そんな状況で生まれたMCL33は、全体が奇麗にまとめられたシンプルなマシンとなった。エアロは昨年よりレーキ重視にフロアが前傾する形となり、昨年までのように巨大なリヤウイングでダウンフォースを賄い、ドラッグを増やすようなやり方をしないで済むことになりそうだ。この変更だけでも、ストレートスピードは大きく上がるハズだ。
MCL33は決して革新的なマシンではなく、今季のレギュレーションへの対応とホンダからルノーへのエンジン/パワーユニット換装がすべてだ。そこに昨年でもできたはずのエアロ開発のアップデートを投入してきた、という印象が強い。フロア・エッジのダブル・スリットは斬新に見えるが、これでは昨年からワイド化したフロアの利点を削ってしまうのではと老婆心が働く。
全体的な造形はシンプルで気持ちよくまとめられているのだが、サイドポッド後方への絞り込みの処理は、かなりクラシックで現代風ではないのが、他チームのマシンと比較するとわかりやすい。
サイドポッドの開口部もシンプルで小型化しているが、温度管理に神経質なルノーPU(パワーユニット)をこの狭いエリアのクーリングシステムでどこまでコントロールできるかは、シーズンが始まってみなければわからない。
昨年、ルノーPUのパフォーマンスは上がってきたが、シーズン後半で数多くのトラブルに見舞われてきた。今シーズンはそのトラブルにどこまで対処でるかがカナメとなる。特にシーズン3基のPU規則が施行され、1PUで7レースのノルマをルノーPUはどこまで果たせるか。パフォーマンスだけでなく、MCL33ルノーの前途はこの信頼性にもかかっていそうだ。
関連ニュース

1位 | オスカー・ピアストリ | 309 |
2位 | ランド・ノリス | 275 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 205 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 184 |
5位 | シャルル・ルクレール | 151 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 109 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 64 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 64 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | アイザック・ハジャー | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 584 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 260 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 248 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 214 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 80 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 60 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 51 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

