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【津川哲夫のF1新車チェック】英国系チームと一線を画す美しさと個性。最先端を進むフェラーリSF71H

2018年2月26日

 近年のF1はどのマシンも同じような形をしていて個性が少なく、同じ色を塗ればどのチームのマシンか区別がつかなくなる……などと、ついこの間まで語られていたことだが、どっこい昨年、そして今シーズンのマシンを見てもらいたい。そんな意見は、ガラガラと音を立てて崩れ去るはずだ。


 昨年に引き続き、今季もこれまで発表されてきた多くのマシンたちはそれぞれ確固たる個性を光らせている。そしてもちろん、今年もそのリーダーシップを取るのがフェラーリのSF71Hだ。


 フロアフロントとサイドポッド周りだけでも、フェラーリ以外の何物でもない強い個性を輝かせている。これぞまさに、フェラーリエアロの神髄だ。

フェラーリSF71H

 もちろん、このエアロ処理がどのように働くのかは、実際に走り出してみなければわからないが、独自の主張を貫くアグレッシブなトライはF1を画一化しようとする風潮に真正面から対峙し、実にF1的で好ましい。これぞ、フェラーリ・デザイン。


 エアロはとにかく個性的だ。SF71Hのサイドポッドの過激な攻め込みの中に、実はシンプルで滑らかな造形が隠れているのがうれしい限りだ。本来、醜いとされていたハロでさえ、フェラーリバッジをセンターに配置し、フェラーリ・スカーレットと黒を基調にしたカラースキームを採用するなど、まったく醜さを感じさせない芸術的な造形へと昇華しているではないか。

フェラーリSF71H

 現在のフェラーリ・エンジニアリングは、その感性の部分で理論と性能追求だけで美しさを省みない英国系マシン群とは一線を画している……もちろん、それが性能を左右する訳ではないのだが、『人間の感性が働いてこそ、はじめてレースもそしてマシンも存在の意味をなす』とは、筆者の独断と偏見だ。

フェラーリSF71H


フェラーリSF71H



(Tetsuo Tsugawa)


レース

9/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/6(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
9/7(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

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6位ルイス・ハミルトン109
7位アンドレア・キミ・アントネッリ64
8位アレクサンダー・アルボン64
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位アイザック・ハジャー37

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※オランダGP終了時点
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2位スクーデリア・フェラーリHP260
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム248
4位オラクル・レッドブル・レーシング214
5位ウイリアムズ・レーシング80
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム60
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9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

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