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フェラーリF1の2018年型『SF71H』:ロングホイールベースで王者メルセデスに挑む。25日にシェイクダウンへ

2018年2月23日

 スクーデリア・フェラーリは、2018年のF1マシン『SF71H』を22日、正式に発表した。ニューマシンは昨年のデザインを進化させたものであるが、ホイールベースを多少長くしたとフェラーリは明かした。


 本拠マラネロで開催された発表会にはフェラーリ会長セルジオ・マルキオンネ、チーム代表マウリツィオ・アリバベーネ、テクニカルディレクターのマッティア・ビノット、レースドライバーのセバスチャン・ベッテルおよびキミ・ライコネン、新たに開発ドライバーに起用されたダニール・クビアト、ジュニアドライバーのアントニオ・ジョビナッツィらが出席、司会をマルク・ジェネが務めた。

『SF71H』と名付けられたニューマシンは、サンタンデールのスポンサー撤退により、ホワイトの部分が大幅に減り、小さく残ったシャークフィンのイタリアカラーとサイドのグレーを除くと全体的にレッドに彩られている。


 2018年型はかねてから予想されていたとおり、昨年のメルセデスにならう形でホイールベースが長めになっている。また、空力面の改善とサスペンションのアップグレードに重点が置かれたということだ。


「2017年のSF70Hに比べると、ホイールベースがわずかに変化している。クーリングシステムとともにサイドディメンションも変わった」とフェラーリ。


「サスペンションはこれまで実践しテストをしてきたフロントのプッシュロッド式とリヤのプルロッド式の形に従っているが、ワイドタイヤでの最初のシーズンを通して得た経験を基にデザインをアップデートした」

フェラーリSF71H

「SF71Hは昨年の進化型である。昨年のプロジェクトは優れていた」とテクニカルディレクターのビノットは語った。


「その長所を維持できるよう心がけた。我々の強みのひとつはいくつかのコンセプトにおいてアグレッシブさがあることだと考える」


「低速サーキットで優れたパフォーマンスを発揮するようマシンを設計したが、一方で新しい開発分野において取り組む必要もあった。たとえば高速サーキットでのパフォーマンスを強化し、信頼性を高めることだ」


「どこか変わったか? 主な違いは昨年型と比較してわずかにホイールベースを長くしたことだ。サイドポッドは昨年型よりもさらにアグレッシブで革新的なものになった」


「パッケージングをタイトにするという面でチーム全体が素晴らしい仕事をした。非常に細いボディになっているのが分かるだろう」


 フェラーリはコンストラクターズ選手権では2008年、ドライバーズ選手権では2007年以来王座から遠ざかっている。勝利ゼロに終わった2016年と比べて2017年には大きく改善、セバスチャン・ベッテルが5勝を挙げ、ドライバーズ、コンストラクターズランキングともに2位に浮上した。昨年はシーズン後半のトラブルやミスが響き、王者メルセデスに届かず、マルキオンネ会長は対策を講じ、2018年に改めて悲願のタイトルに挑戦すると宣言している。


 ベッテルはフェラーリでの4年目、ライコネンは2014年の復帰以来5年目、合計8年目のシーズンを迎える。ライコネンはこの4年勝利を挙げておらず、今年強力な結果を出してフェラーリでのキャリアを継続するかどうかが注目される。ベッテルは同じくタイトル4回獲得の経験を持つメルセデスのルイス・ハミルトンを相手に王座奪還を目指す。


 フェラーリはプレシーズンテストがスタートする前日の25日、バルセロナのカタルニアサーキットでフィルミングデーとしてSF71Hのシェイクダウンを行うことを予定している。



(AUTOSPORTweb)


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