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レッドブルF1首脳「チームはまだタイトルを狙える位置にはいない」

2018年2月21日

 今年、レッドブル・レーシングがF1世界選手権タイトルを勝ち取る可能性について、レッドブルのモータースポーツ活動を統括するヘルムート・マルコは、やや悲観的な予想を示した。チームにそのポテンシャルは十分にあるにもかかわらずだ。


 レッドブル・レーシングは2017年の後半戦で優れた競争力を発揮し、マックス・フェルスタッペンがマレーシアとメキシコで優勝を飾っている。


 だが、マルコによれば、レッドブルが今年も主なライバルであるメルセデスやフェラーリと上位を争うのは間違いないものの、シーズンの終わりに頂点に立つことは、実際にはかなり難しそうだという。

「私たちのチームが、すでに世界選手権を狙える位置にいるとは思わない」と、マルコはドイツのアウト・モーター・ウント・シュポルト誌に語った。


 レッドブルは、ふたりのドライバーに平等にチャンスを与える方針を維持している。これに対して、メルセデスとフェラーリは、それぞれルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルを優先する戦い方ができることが、選手権を争う上ではアドバンテージになるというのが、マルコの見方だ。


 だが、同時に彼は、ダニエル・リカルドとフェルスタッペンという強力なドライバーペアが、チーム全体を進歩させるのに大いに役立つだろうとの認識も示した。


「同じくらい高い能力のあるふたりのドライバーがいて、彼らがそれぞれ最高のパフォーマンスを発揮しようと努めれば、エンジニアやメカニックもそれに応えようと努力し、結果としてシャシーが持つ最大限のパフォーマンスが引き出される」


「しかし、限界までプッシュしているドライバーがどちらかひとりだけだと、自分たちのチームとしての真の実力を知ることができない」


 マルコも、メルボルンでシーズンが開幕した後、レッドブルが序盤から優勝を争うことはできると考えている。最新のトレンドを取り入れた新車RB14のデザインに加えて、ルノー製パワーユニットの進化にも期待できるからだ。


 ただ、彼があまり楽観的になれない理由は、この冬の間にライバルたちがどこまで進歩したかの予測が難しいことにある。


「2018年のルノー・エンジンは、昨年よりも信頼性が高く、パワフルなものになるはずだ。そして私たちは、最初から競争力のあるシャシーでシーズンを戦えるだろう」


「だが、メルセデスもエンジンを進化させつつある。そうなると問題は、彼らが昨年以上に大きなアドバンテージを手にするかどうかだ。ともあれ、ルノーのエンジンが約束されたとおりのものであれば、メルセデスとの差は昨年よりもずっと小さくなると思う」

 彼は、エイドリアン・ニューウェイのインプットが大きく反映されたレッドブルの新車RB14を、全面的に信頼しているようだ。そして、来週からバルセロナで始まるプレシーズンテストで、初日から本来の力を発揮できるように、チームはスケジュールを前倒しして仕事を進めたと語っている。


「近年では初めてのことだが、エイドリアンはエンジンのパフォーマンスさえ良ければ、実力でメルセデスに勝つことができるし、優勝争いもできると予想している」


「これまで、チームはいつもシーズンの後半戦で高い競争力を発揮してきた。私たちは毎年、新車のデザインの決定をギリギリまで遅らせようと試みてきたが、むしろそれがシーズン中の継続的な開発の妨げになっていたことが、分析によって明らかになった」


「つまり、より重要なのは、すっかり準備が整った状態で開幕を迎えることなんだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(Translation:Kenji Mizugaki)


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