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【特集】史上最も醜いF1マシン10選(3)残念感あふれるウイリアムズFW09の角張りフロントノーズ

2018年2月16日

『速いマシンは美しい』のか、あるいは『速いから美しく見える』のか。F1ファンにとっては、永遠に答えの出ない命題であろう。その伝でいけば、『遅いマシンは醜い』という言い方もできるかもしれない。 


 フォーミュラワン世界選手権が始まってから、もうすぐ70年。これまで数え切れないほどのF1マシンが登場し、消えていった。『F1i』のジャーナリスト、ミカエル・ドゥラネイが今回紹介する『史上最も醜いF1マシン10選』を眺めるだけでも、マシンデザイナーたちがいかに知恵を絞って、ユニークなマシンを作り上げようとし、そして失敗を繰り返したかを実感していただけると思う。


 ここに登場する10台のマシンのほとんどは、期待された速さを発揮することはなかった。まさに『遅いマシンは醜い』ということなのかもしれない。 


(8)ウイリアムズFW09(1983-1984年)
 ウイリアムズもフェラーリ同様、その長い歴史の中において醜いマシンを少なからず投入している。2004年、セイウチノーズのFW26が発表された時もかなり驚かされたものだ(幸いシーズン途中で姿を消したが)。しかしあのデザインには少なくとも、大胆な斬新さがあった。

ウイリアムズFW26(2004年)

 だがこのFW09は、どうだろう。のちに圧倒的な強さを発揮するホンダV6ターボエンジンを、初めて搭載したマシン。ウイリアムズにとっては、初のターボ搭載車でもあった。なのにパトリック・ヘッドとニール・オートレイの手になる空力デザインの、工夫のなさには嘆く他ない。


 角張ったフロントノーズは、ほとんど靴箱ではないか。とはいえ84年のダラスでは優勝を遂げており、今回紹介した10台の中では唯一のウィニングマシンということになる。


(9)ホンダRA108(2008年)

ホンダRA108(2008年)

 ホンダF1の最後のマシンである。ウイリアムズから移籍してきたフランス人空力スペシャリスト、ロイック・ビゴワが設計した。当時の流行に忠実に、いたるところに取り付けられたウィングレットやバージボードなどの空力パーツ。


 確かに十分なダウンフォースは発生しているのだろうが、見た目はまるで『スターウォーズ』のXウィングであった。中でもノーズ先端から生えていたブーメラン形状のウィングレットは、こちらに向かって飛んでくるんじゃないかと、コース脇で眺めていてヒヤヒヤしたものである。


(10)マーチ711(1971ー1972年)/マクラーレンMP4/10(1995年)

マーチ711(1971ー1972年)

 どちらにするか迷った末に、両方紹介することに決めた。マーチ711を見ると、チーム創設者のロビン・ハード、デザイナーのジェフ・フェリスが、いつも豊かなインスピレーションを得ていたわけではないことがよくわかる。


 マシン挙動も非常に不安定なものだったが、F1デビューして間もなかったロニー・ピーターソンはこのマシンで五度の表彰台を獲得している。太い支柱で支えられた巨大な楕円形フロントウィングが、外観上の最大の特徴。イギリスの戦闘機スピットファイアのウィング形状を基にしたと言われているが、当時は『紅茶盆』と揶揄されていた。

マクラーレンMP4/10(1995年)

 一方のマクラーレンは、空力部門責任者のフランス人アンリ・デュランが、やりたい放題にした結果と言わざるをえない。マクラーレンが初めて採用したハイノーズはボールペンの先端のように不必要なまでに尖っていたし、エンジンカウルに付けられたミニウィングも効果は疑問視された。


 何よりコクピットが狭過ぎ、「まともに乗り降りできない」と訴えたナイジェル・マンセルが開幕2戦を欠場したことで、記憶に残るマシンとなってしまった。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(翻訳・まとめ:Kunio Shibata)


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