最新記事
- 【角田裕毅の2026年動向予想アンケート結果発...
- F1チーム代表の現場事情:レーシングブルズ/...
- 【F1第16戦ベスト5ドライバー】勝利のために...
- 「あなたにとってレッドブル初優勝だ。おめで...
- 「アレックスに譲って、ついて行け」一度は拒...
- FIA、V8エンジンの早期復活を望むも、F1マニ...
- 2026年用F1タイヤテストに角田裕毅が参加。4...
- アウディF1がアディダスと契約。公式アパレル...
- 元F1ドライバーのマルク・ジェネ、フェラーリ...
- アイルトン・セナが米国自動車殿堂入り。MP4/...
- フェルスタッペン、今度は“偽名”でなく本名で...
- サインツとの接触で出場停止が近づいたベアマ...
2018年シーズンのF1注目ポイント(2):未知のルノーPUを搭載するマクラーレンの戦闘力
2018年1月17日
F1iのテクニカルエキスパート、ニコラ・カルパンチエが2018年のF1シーズンの注目ポイントを全4回に分けて紹介していく連載企画。第2回はルノーPUを搭載する3チームを分析。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
■2018年シーズン注目ポイント2:ルノーユーザーで最高のチームは?
2018年のルノーは、ルノーF1、レッドブル、マクラーレンの3チームにパワーユニットを供給する。2017年は信頼性の問題、特にMGU-Hのトラブルに悩まされた。それを踏まえて彼らは今季、まったく新たなコンセプトのパワーユニットを投入すると言明している。
普通に考えればこの3チームで最強なのは、レッドブルであろう。2014年の現行パワーユニットになってからだけでも、レッドブルは8つのレースを制している。
そのほとんどは、メルセデスの自滅の隙を突いたものだった。とはいえレッドブルの車体性能の高さ、戦略立案、遂行能力やミスの少なさ、そして何よりドライバーのレベルの高さなど、チームの総合力が高くなければなし得なかったことだ。
ルノーとの関係はお世辞にも良好とは言えないが、このパワーユニットを知り尽くし、性能を限界まで引きだす術にも長けていた。
対照的なのが、マクラーレンである。未知のルノー製パワーユニットの特徴を、ごく短期間のうちに習得しなければならない。ホンダとの提携解消に手間取ってしまったために、構造や冷却効率がまったく違うルノー製パワーユニットに車体を適応させるのに、マクラーレンはかなりの労力を強いられた。
それでも今季のマクラーレンがトップ3に次ぐ速さを見せられれば、この3年間彼らが主張してきた「車体性能はトップと互角か、彼らを上回る」という仮説を裏付けることになる。エリック・ブーリエはそれが単なる強がりでないことを、今季も十分にデータで証明できると自信を見せている。
一方で彼らの最大の弱点は、ルノーの単なるカスタマーであるということだ。もちろんパワーユニット供給は有償であり、あくまでルノーユーザー3番目のチームでしかない。昨年は年間予算1億8600万ユーロ(約253億円)のうち、6700万ユーロ(約74億円)をホンダが負担していたが、今季はそれもなくなった。
ルノーF1はどうか。去年の進化は確かに著しかったが、エンストンはまだ完全には全盛期の実力を取り戻していない。流出した技術スタッフの層はまだ薄いし、施設もトップに比べれば貧弱だ。レッドブルはいうまでもなく、マクラーレンの後塵も拝すると考えるのが妥当なところだろう。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(Translation:Kunio Shibata)
関連ニュース
9/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

