F速

  • 会員登録
  • ログイン

2018年シーズンのF1注目ポイント(1):王者ハミルトンを破るライバルは誰か?

2018年1月16日

 F1iのテクニカルエキスパート、ニコラ・カルパンチエが2018年のF1シーズンの注目ポイントを全4回に分けて紹介していく連載企画。 


———————————————-


 2017年シーズン、メルセデス、フェラーリ、レッドブルのいわゆるトップ3チームのうち、キミ・ライコネンを除く5人のドライバーが少なくとも1レース以上を制した。


 とはいえレッドブルのふたりはマックス・フェルスタッペン2勝、ダニエル・リカルド1勝に留まっており、ルノー製パワーユニットがよほどの進化を遂げない限り、彼らが2018年のタイトル争いに絡む可能性は低そうだ。


 となると今季もメルセデスとフェラーリの一騎打ちの様相を呈するだろう。技術レギュレーションが去年ほど大きく変わらないのは、確かにフェラーリには助けとなる。メルセデスとのパフォーマンス差を、より縮めることができるからだ。

2017年F1ハンガリーGP “シャンパーニュ・カルボン”でシャンパンファイトをするセバスチャン・ベッテル

 ただしフェラーリの躍進には、ふたつの条件が不可欠である。まず昨年のような信頼性の問題を起こさないこと。そして際どい争いが続く局面で、セバスチャン・ベッテルが冷静さを失わないことである。


 一方でメルセデスは、たとえ技術レギュレーションが固定化されても、パフォーマンスの伸び代はまだ十分にあると自信を見せている。もしそれを成し遂げることができれば、昨年以上の強さでフェラーリを圧倒してしまうかもしれない。


 それだけメルセデスF1の技術力、中でもパワーユニット関連が傑出しているわけだが、となるとルイス・ハミルトンのライバルはむしろチームメイトのバルテリ・ボッタスと考えるべきなのだろうか。

2017年は突然の移籍にも関わらずルイス・ハミルトンに善戦していたバルテリ・ボッタス

 確かにトップチームのメルセデスにいきなり移籍したにもかかわらず、去年のボッタスはそのプレッシャーを跳ねのけて、十分な速さを発揮した。しかしハミルトンとタイトルを争うほどの逸材かと言えば、自信を持って肯定はできない。それはデータ上からも、明らかである。


 昨年のボッタスは予選において、平均コンマ254秒遅かった。一方、ニコ・ロズベルグもハミルトンにかなわなかったとはいえ、4年間の平均でコンマ070秒差しかなかったのである。そして決勝レースでのハミルトンに対するボッタスの劣勢については、改めて数字を挙げるまでもないだろう。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(Translation:Kunio Shibata)


レース

11/7(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
11/8(土) スプリント 結果 / レポート
予選 27:00〜
11/9(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位ランド・ノリス357
2位オスカー・ピアストリ356
3位マックス・フェルスタッペン321
4位ジョージ・ラッセル258
5位シャルル・ルクレール210
6位ルイス・ハミルトン146
7位アンドレア・キミ・アントネッリ97
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム713
2位スクーデリア・フェラーリHP356
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム355
4位オラクル・レッドブル・レーシング346
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位マネーグラム・ハースF1チーム62
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー60
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号