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伝統か最新か……シーズン閉幕戦にふさわしいサーキットとは?【今宮純のザ・ショウダウン】

2017年11月22日

 F1ジャーナリストの今宮純氏が様々な要素を【対決】させていく連載企画。第16回はシーズンの閉幕戦となる各年代の最終戦を語る。

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 終わりと始まり、シーズン“閉幕戦”の記憶はその年の開幕戦と同じくらいに、余韻として残るものだ。勝敗の行方だけでなく、ここで終わりのサーキット空間が感動を生む舞台装置になる。

 30年前・87年はオーストラリアGP(アデレード)、20年前・97年はヨーロッパGP(スペインのへレス)、10年前・07年はブラジルGP(サンパウロ)。いまはもう昔のアデレードもヘレスも開催されていないが……。

 このうち最終決戦となった97年はジャック・ビルヌーブがミハエル・シューマッハーの“体当たり接触”をはねのけ、最初で最後の戴冠。

 07年はキミ・ライコネンが勝ち、1点差でルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソを逆転し初戴冠。シーズンを締めくくる烈しい対決図式はまさにクライマックス、名勝負が演じられた。

XPB Images

 今年はアブダビGPの2戦前にハミルトンが4冠を達成、16年と14年のハミルトン vs ニコ・ロズベルグのような最終決戦は実現しなかった。

 中東に09年以新設されたヤス・マリーナ・サーキットの雰囲気はゴージャスな、人工照明に照らされたトワイライト・レース。高価なスタンドにVIPを気取る外国人が目立ち、終われば隣接されたホテル・エリアでパーティー・タイムだ。モナコGPでも見ないようなスーパー・スポーツカーがぞろぞろと深夜渋滞、誤解をおそれずに言うならアブダビGPは「最終戦バブル(?)」……。

 どの最終戦が舞台装置としてふさわしいのだろう。年代によってご意見が分かれるだろう。参考までに80年代からこの30年余りの最終戦はこうだ。

・11回 オーストラリアGP(85〜95年)
・7回 ブラジルGP(04、06〜08、11〜13年)
・6回 日本GP(96、98〜99、01〜03年)
・6回 アブダビGP(09〜10、14〜17年)
・1回 ヨーロッパGP(97年)
・1回 マレーシアGP(00年)
・1回 中国GP(05年)



レース

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フリー走行2回目 結果 / レポート
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