ベッテル、ジャンプスタートに関するF1規則修正を求める
2017年7月16日
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1のジャンプスタートに関する規則を修正するよう求めている。
F1オーストリアGPでバルテリ・ボッタスが見せた完璧なスタートについて、ベッテルはフライングスタートであると主張し続けているが、FIAはボッタスの反応時間は0.201秒であり規則違反ではないと結論づけた。
現在のルールでは5番目のライト消灯後に規定の範囲内でマシンがかすかに動くことは許されている。
ベッテルは、今の規則では、ドライバーは純粋にライトの消灯に反応するというよりも、レースのスタートを予測することが可能になってしまうと考えている。
ボッタスはオーストリアのスタートについて聞かれ、「ああいうスタートをするには少しギャンブルをする必要がある」と認めた。
「ライトが消えると同時に動こうとしたら、安全を取るというよりはリスクを取ることになる」
「でも、誰もが、ライトがいつ消えるのかを予測するような類のことはできるんだ」
しかしながらベッテルに言わせれば今の状況は間違っているという。
「ルールがそうなっているから、彼は許されたんだ」とベッテルは語った。
「だからルールの方をもっと厳密に検討するべきだ」
「彼がしたことを繰り返すようなリスクを冒す人間がいるとは思わない。彼が同じことをまた試しても成功しないだろう。スタートのタイミングを予測するなんて不可能なんだから」
「ボッタスのマシンはライトが消える直前から動き始めていたんだ。たとえ消灯と同時にスタートしたとしても、人間の反応ではコンマ何秒かはかかってしまうはずだ」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(AUTOSPORTweb)
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