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クビカ、二度のF1マシン走行で復帰に自信。「可能性は現実的にみて80〜90%」

2017年7月6日

 ロバート・クビカは、自身がモータースポーツ界の頂点であるF1に復帰できる可能性は80から90%だと話しており、ルノーで再度テストを行う可能性も高いとみられている。


 2011年に出場したラリーイベントでクラッシュし、F1キャリアの中断を余儀なくされたクビカだが、先月バレンシアでルノーのテストに参加。F1での走行が身体的に可能か否かを評価する目的で、2012年型ロータス『E20』を走らせた。


 報道によるとルノーは今年、クビカに再度テストの機会を与える予定があるものの、時期や場所等の詳細については不明だという。クビカは英Auto Expressの取材に対し以下のように語っている。


「もしも(先日のテスト前に)F1復帰の可能性を聞かれていたら、10%か最大でも20%だと答えていただろうね」


「なぜなら時計は止まらないのだから。能力のことだけでなく、(自分自身も)歳をとる。F1では物事の流れがとても早いので、誰もがとは言わないが、以前のことを忘れてしまう人だっている」


「僕は現実的な人間だし、地に足をつけて行動するタイプだ。いまの(復帰可能性は)80から90%あると思う」


 クビカは先日グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに登場し、バレンシアでも走らせたルノーカラーのロータス『E20』で会場内の丘陵地を走行。スペインでのテストで155周を走ったときの感触が、ポジティブな印象だったことを繰り返し述べた。


「最初の3周で(けがの後の)自分を制約しているような状態が消えたら、本来持っているリズムを取り戻すべく集中できるようになった。そのときに驚いたのが、(F1に乗らなくなってから)ひと月しかたっていないように感じたことだ。6年間も走っていなかったのにね」


「僕の最初の目標は、きちんと走れるかどうかを確かめることだった。そしてそれについては、大体できたと思っている」


「ふたつめには現実問題として、一歩ずつ、徐々に強さを取り戻していくことだ。F1は厳しい戦いだけど、僕は長い期間レースから遠ざかっていた。(テストを走ったことで)自分が抱えていた疑問のほとんどは解消されたし、そのことにとても満足しているよ」


「本当のことをいえば、すごくほっとしたんだ。結果次第で『F1でまた走れる』か『F1復帰の可能性は永久にない』のどちらかになっていたわけだからね」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)




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