F速

  • 会員登録
  • ログイン

レッドブルF1代表、苦戦続きのフェルスタッペンが「この経験でさらに開花する」と確信

2017年6月30日

 ダニエル・リカルドが好成績をあげた結果、マックス・フェルスタッペンのメカニカルトラブルに対する不満が増していると、レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーが述べている。


 前戦アゼルバイジャンGPをエンジントラブルでリタイアしたフェルスタッペンは、リタイアするまでは4番手を走行していた。一方チームメイトのリカルドは混乱したレースの状況を活かし、チームに2017年シーズン最初の優勝をもたらすとともに、自身も4戦連続となる表彰台獲得を成し遂げた。


 バクーでのリタイアはフェルスタッペンにとって今季3度目のメカニカルトラブルであり、これまでの6戦のうち4戦をリタイアしたことになる。


 今シーズン、レッドブルは走行周回数が最も少ないチームとなっており、最多のフォース・インディアの965周に対して685周にとどまっている。フェルスタッペンは、自分のマシンは少なくともシミュレーター上では信頼性があると冗談めかして話していた。


 フェルスタッペンは日曜日のレース後、「話をする気分ではなかった」としてメディアの取材に答えなかった。


 リカルドは運に恵まれて勝利をつかみ、ドライバーズ選手権では両者の間に47ポイントもの差がついている。こうした状況でフェルスタッペンが「極めて大きなフラストレーション」を抱えていることは理解できると、ホーナーは言う。


「彼はいま非常に大きなフラストレーションを感じている。だがその内容は、チームメイトは表彰台を獲得し続けていて、さらには優勝したということに対してなんだ」


「しかしそれはチームが失敗したからでもなければ、努力を注いだ作業の結果でもない」


 エンジントラブルについてはいまだ調査中だが、このトラブルがなければフェルスタッペンは優勝できていただろうことに、ホーナーは疑問を抱いていない。フェルスタッペンはルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、セルジオ・ペレスの後ろを走行しており、後にこの3人はトラブルに見舞われている。


 フェルスタッペンはカナダGPでも素晴らしいスタートを切って表彰台圏内を走行していたものの、バッテリートラブルでリタイアとなった。結果は振るわないものの、運はこれから向いてくるとホーナーは信じている。


「彼はここ何戦かで厳しいレースを経験し、望みどおりとは言えない状況にある。だが私は、彼がもうすぐ大きな結果を出すだろうという感触を得ている」


「現時点で彼のドライビングは素晴らしいし、一段と良くなってきている。不運が続いたが流れは変わる。いつだってそういうものなんだ」


 フラストレーションのあまりマシンのコントロールを失うような恐れはないかと尋ねられて、ホーナーは次のように答えた。


「公正を期して言うが、彼はそのようなことはしない。バクーに来てからというもの、週末の間はずっと好調だった。非常に優れた走りをしていて、第2セクターでは特に素晴らしかった」


「だから、そんなことになるとは思わない。彼は非常に成熟した19歳だ」


「成功に飢えているのは明らかだ。本人もそう感じているだろうし、それは良いことではないだろうか」


「彼はこのとてつもなくフラストレーションが溜まる経験によって成長し、より強くなって開花するだろう。私はそのことに何の疑いも抱いていない」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

8/29(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
8/30(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
8/31(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オランダGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ309
2位ランド・ノリス275
3位マックス・フェルスタッペン205
4位ジョージ・ラッセル184
5位シャルル・ルクレール151
6位ルイス・ハミルトン109
7位アンドレア・キミ・アントネッリ64
8位アレクサンダー・アルボン64
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位アイザック・ハジャー37

チームランキング

※オランダGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム584
2位スクーデリア・フェラーリHP260
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム248
4位オラクル・レッドブル・レーシング214
5位ウイリアムズ・レーシング80
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム60
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー51
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第15戦オランダGP 8/31
第16戦イタリアGP 9/7
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号