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【あなたは何しに?】往年の名車を駆る“師匠”プロストを訪ねた愛弟子エンジニア

2017年5月27日

 F1シーズンを転戦していると普段見かけない人との出会いがある。そんな人に、「あなたは何しに、レースに来たのか?」を尋ねてみる特別企画。今回はルノーでニコ・ヒュルケンベルグのレースエンジニアを務めるマーク・スレードだ。


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  F1の公式セッションが行われないモナコGPの金曜日に、ルノーがF1参戦40周年を祝って往年の名車を走らせるというイベントを行なった。


 準備されたマシンは、記念すべきルノーF1のデビュー作であるRS01(1977年)とルノーにとって初のフルカーボンマシンとなったRE40(83年)だ。



ルノー・RS01に乗るジャン=ピエール・ジャブイーユ
ルノー・RS01に乗るジャン=ピエール・ジャブイーユ

 しかも、その2台のステアリングを握ったのは、現役時代にそのマシンに乗っていたジャン=ピエール・ジャブイーユとアラン・プロストという粋な演出を行なったものだから、走行前に2台が停車していたピットレーン出口にはメディアだけでなく、ピットレーンで仕事をしていた多くのF1関係者も訪れた。


ルノー・RE40に乗るアラン・プロスト
ルノー・RE40に乗るアラン・プロスト

 訪れたF1関係者は、手にしたカメラやスマホで写真を撮りまくるなど、まるで一般のファンのように目を輝かせていた。その中で、ひとりプロストが乗るRE40に近づく者がいた。


 それは現在、ルノーでヒュルケンベルグの担当レースエンジニアを務めているマーク・スレードだ。しかも、スレードは近づいただけでなく、ヘルメット越しにプロストと会話を始めた。


 スレードがマクラーレンに入ってF1の仕事を始めたのは91年だから、まだプロストは現役だったわけだが、そのときにはプロストはすでにマクラーレンを出てフェラーリに移籍していた時期だ。なぜ、スレードはプロストの元を訪れたのだろうか。



かつての師匠プロストと話すマーク・スレード
かつての師匠プロストと話すマーク・スレード
「じつは96年に私がまだマクラーレンでテストチームのエンジニアを務めていたとき、アランがマクラーレンのテストをしたことがあってね。私はシルバーストンとポール・リカールで2度アランと仕事をした経験があるんだ」


 スレードはその後、マクラーレンでレースチームのレースエンジニアとなり、キミ・ライコネンやフェルナンド・アロンソと仕事を行い、2011年にはメルセデスで復帰したミハエル・シューマッハの担当も務めるなど、輝かしい経歴を歩んだ。


「私にとってアランは、レースエンジニアを目指す上で基本を教えてくれた大切な師匠。いまでも彼との仕事は私にとって宝となっている」


 そういって、スレードはヘルメット越しに久しぶりにプロストと会話した余韻に浸っていた。



(Masahiro Owari)


レース

11/29(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 26:30〜27:14
11/30(日) スプリント 23:00〜24:00
予選 27:00〜
12/1(日) 決勝 25:00〜


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2位ランド・ノリス340
3位シャルル・ルクレール319
4位オスカー・ピアストリ268
5位カルロス・サインツ259
6位ジョージ・ラッセル217
7位ルイス・ハミルトン208
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ63
10位ニコ・ヒュルケンベルグ35

チームランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム608
2位スクーデリア・フェラーリ584
3位オラクル・レッドブル・レーシング555
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム425
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム50
7位BWTアルピーヌF1チーム49
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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