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F1スペインGP FP1:母国GPのアロンソがわずか1周でストップ、トップはハミルトン
2017年5月12日
F1スペインGPの前日木曜日は朝から大雨が降っていたが、金曜日は朝から快晴。午前10時からのフリー走行1回目は、気温19℃、路面温度24℃、微風のコンディションで始まった。とはいえ路面はまだ滑りやすく、ハードコンパウンドで出て行ったケビン・マグヌッセンが、「全然グリップがない!」と、悲鳴を上げていた。
ヨーロッパラウンドの緒戦スペインGPには例年、各チームが大きなアップデートを投入する。今年もそれは例外ではなく、中でもメルセデスとレッドブルの改良空力パーツが大きな注目を集めていた。ただし木曜日のダニエル・リカルドは、「性能が大幅に向上してるわけじゃない。今週末に優勝できるとは思ってないよ」と、慎重なコメントだった。
開始後12分、コースに出ていったばかりのフェルナンド・アロンソがターン2立ち上がりでスピン、オイルをまき散らしながら止まってしまった。今回投入されたエンジン周りのマイナーアップデートとの関連は不明だが、前日に「ホンダ製パワーユニットの信頼性の低さは、まったく許容できない」と吐き捨てていたアロンソは、「コーナーをひとつ回っただけでエンジンがブローした。本当にファンに申しわけない」と、その声はむしろ哀しそうだった。
その10分後には、メインストレートでスローダウンしたセバスチャン・ベッテルが、「ギヤボックストラブル」と無線で伝えながらピット出口でマシンを止めた。10時半の時点で、この二人以外ではマックス・フェルスタッペンとトロロッソの2台がまだまともなタイムを出せていない。
全車がハードで走行した開始後40分での順位は、ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスのメルセデス勢がコンマ083秒差で1-2。コンマ8秒遅れでキミ・ライコネン、約1秒5落ちでリカルドが続く。
その後ウイリアムズの2台が真っ先にミディアムを履き、フェリペ・マッサは4番手タイム。ランス・ストロールはチームメイトから約2秒落ちの11番手に留まっている。それでもフェルスタッペンはミディアムに履き替えると、ハミルトンよりコンマ8秒以上速い1分22秒706のトップタイムを叩き出した。
しかし、メルセデス勢は同じミディアムではフェルスタッペンより1秒1以上速く、すぐにトップに復帰。フェラーリもキミ・ライコネンが3番手。トラブルがすぐに処置されたベッテルも4番手に付けるが、ハミルトンからは1秒以上の差を付けられている。
結局このセッションは前戦ロシアGPの不振を吹き飛ばすかのように、ハミルトンがトップのまま終了。初優勝を遂げたばかりのボッタスが、コンマ029の僅差で続いた。中団勢では、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロジャンが7、8番手。しかしマグヌッセンは終了8分前にターン4で止まってしまった。
信頼性に大いに不安を残すマクラーレン・ホンダは、ただ1台走り続けたストフェル・バンドールンが13番手タイムだった。
(Kunio Shibata)
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1位 | ランド・ノリス | 77 |
2位 | オスカー・ピアストリ | 74 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 69 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
5位 | シャルル・ルクレール | 32 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 25 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 151 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 93 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 71 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 57 |
5位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
6位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

