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アロンソに最高得点「大きな逆境の中、気骨あふれる走りを見せた」英誌ドライバー評価 F1バーレーンGP編
2017年4月22日
英AUTOSPORTが2017年F1第3戦バーレーンGPを戦った全ドライバーを10点満点で評価、最高点9点が5人に与えられた。
この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
■「リードをつかんだベッテルを止めることはできない」
今回最高点の9点と評価されたのは、セバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン、フェリペ・マッサ、パスカル・ウェーレイン、そしてフェルナンド・アロンソだった。
フェラーリのベッテルは3番グリッドから優勝をつかんだ。
「予選Q2でメルセデス勢と0.1秒以内の差だった時点で、ベッテルはポールポジション獲得も可能だと思ったかもしれない。しかしQ3でもっとクリーンなラップを走れていたとしても、彼らを脅かせたかどうかは疑問だ」と短評には記されている。
「だが決勝ではメルセデス勢にとって強敵になった。スタート直後の1コーナーで、非常にいい判断をしてルイス・ハミルトンを勇敢にオーバーテイク。次に倒すべきバルテリ・ボッタスは、トラブル(タイヤの内圧に問題)があったため、さほどてごわくはなかった。ベッテルというドライバーは、ひとたびトップに立つと、もう止めることはできない」
レッドブル・レーシングのフェルスタッペンは、6番グリッドからスタート、トラブルのためリタイアに終わった。
「予選で最終的にダニエル・リカルドに敗れたが、Q2とQ3序盤はフェルスタッペンの方が速かった。フェルスタッペンの最後のアタックがフェリペ・マッサに“妨害”されなければどうなっていたのか興味深い」
「またもや目を見張るようなスタートを決め、リカルドとキミ・ライコネンを抜き、ルイス・ハミルトンを追い立てたが、最初のピットストップの直後、リヤブレーキが壊れ、マシンを降りた」
ウイリアムズのマッサは8番グリッドからスタートし、6位でフィニッシュした。
「予選ではルノーのニコ・ヒュルケンベルグとの7番手争いに負けるべきではなかったのかもしれないが、それでも8位は堅実な結果だったといえる」
「決勝の走りは非常によかった。すぐさまヒュルケンベルグをかわし、一時、ライコネンやリカルドと戦った。これ以上の結果を出すのは不可能だっただろう」
ザウバーのウェーレインは、13番手からスタートし、11位でフィニッシュした。
「レース・オブ・チャンピオンズでのクラッシュで背中を痛めたことでトレーニングに遅れが出たため、シーズン序盤2戦を欠場、多数の批判を受けた。そういう声をはねつけるような、見事な走りだった」
「去年も光るところを見せたバーレーンで、ザウバーを予選Q2に進め、フォース・インディアのエステバン・オコンに勝つという、素晴らしい仕事をしてみせた」
「決勝1周目は見事といえるほどのものではなかったが、しっかりと1回ストップを実行し、正々堂々と自分より速いマシン2台を破った」
■マクラーレン・ホンダ:戦い続けたアロンソ、トラブルに進歩を阻まれているバンドーン
マクラーレン・ホンダのアロンソは、15番グリッドからスタート、マシンの不調を訴えてリタイアした(14位完走扱い)。
「大きな逆境に直面しながらも、またも積極的な走りで気骨を見せつけた。予選では他車がイエローフラッグを受けたことの助けも借りて、Q2に進んだが、エンジントラブルに見舞われてタイムを出せなかった」
「ホンダの『印象的な』パワー不足にもかかわらず、ダニール・クビアトのトロロッソとジョリオン・パーマーのルノーを相手に、全力を注いで粘り強い走りを続けた。しかし残り3周というところでエンジンの不調を訴え、リタイアすることになった」
チームメイトのストフェル・バンドーンは予選17位、決勝ではスタート直前にパワーユニットのトラブルが見つかり、出走を断念した。
「予選Q1序盤はアロンソに近いタイムを出したが、ブレーキングに自信を持てず、最終的には大幅に遅れを取った。バンドーンは今年まだ予選をうまくまとめることができていないが、マクラーレン・ホンダが信頼性の問題を抱えていることで進歩を阻まれていることは確かだ」
「バーレーンでは金曜に2回MGU-Hのトラブルに見舞われ、日曜にも水圧の問題が発生し、スタートすらできなかった」
■2017年第3戦バーレーンGPの各ドライバーの点数は
英AUTOSPORTによる2017年第3戦バーレーンGPでの各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:8点
バルテリ・ボッタス:7点
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド:8点
マックス・フェルスタッペン:9点
■フェラーリ
セバスチャン・ベッテル:9点
キミ・ライコネン:6点
■フォース・インディア
セルジオ・ペレス:8点
エステバン・オコン:7点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:9点
ランス・ストロール:5点
■マクラーレン
フェルナンド・アロンソ:9点
ストフェル・バンドーン:6点
■トロロッソ
カルロス・サインツJr.:7点
ダニール・クビアト:5点
■ハース
ロマン・グロージャン:8点
ケビン・マグヌッセン:5点
■ルノー
ニコ・ヒュルケンベルグ:8点
ジョリオン・パーマー:5点
■ザウバー
マーカス・エリクソン:5点
パスカル・ウェーレイン:9点
(AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


