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アロンソに満点「不可能なはずの入賞を実現しかけた、卓越した走り」英誌ドライバー評価 2017年F1中国GP編
2017年4月13日
英AUTOSPORTが2017年F1第2戦中国GPを戦った全ドライバーを10点満点で評価した。難しい天候の下で行われた今回のレースでは満点が5人に与えられた。
この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
■難コンディションで表彰台をつかんだ3人、ミスを帳消しにする走りのサインツ
満点の評価を受けたのは、メルセデスのルイス・ハミルトン、フェラーリのセバスチャン・ベッテル、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、トロロッソのカルロス・サインツJr、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソだった。
ハミルトンはポールポジションからスタートし、今季初優勝を飾った。
「冬季テストで苦労したメルセデスは、まだ新車の力を完全に引き出せずにいると認めている。それでもハミルトンは予選でフェラーリに大きなギャップを築いてポールポジションを獲得した」と短評には記されている。
「ベッテルが不運により戦略をうまく機能させられなかったおかげもあって、ハミルトンは比較的楽にレースを走ることができた。しかし混乱の決勝をポールポジションから見事にコントロールして制した、そのレースぶりは褒め称えるべきものだった」
ベッテルは2番グリッドから2位を獲得した。
「予選Q3のラップで最終コーナーへのブレーキングに勇敢さが足りなかったとベッテルは自身で認めた。だがそれがなくてもポールには届かなかったとも彼は考えている」
「決勝では彼の力が及ばない部分で困難な状況に直面しながらも、素晴らしいパフォーマンスを見せた。セーフティカー出動によって遅れをとったが、きっちりとキミ・ライコネンとダニエル・リカルドをオーバーテイクし、ハミルトンを追った。しかし最終的には追いつけなかった」
フェルスタッペンは16番グリッドからスタートし、3位表彰台を獲得した。
「フェルスタッペンは、複雑なコンディションでのレースでは最も優れたドライバーといっていいのではないだろうか。土曜予選ではイグニッションコイルのトラブルに阻まれ、後方グリッドに沈んだものの、決勝1周目に軽々と9台を抜き、フェラーリのライコネンを料理し、チームメイトのリカルドをホイール・トゥ・ホイールの戦いの末に破った」
「フロントタイヤを傷めてベッテルに抜かれたものの、全体的に見ると見事なパフォーマンスだった」
サインツは11番グリッドからスタートし、7位入賞を果たした。
「確かに予選ではダニール・クビアトより0.1秒遅く、決勝序盤にはコースアウトしたが、そんなことは無視していいだろう。彼はそれを帳消しにしていいだけの素晴らしいパフォーマンスを見せた」
「決勝序盤のリスキーな路面コンディションをスリックタイヤでしのぎ、リスタート後11周にわたってトップグループについていき、背後の中団グループを大きく引き離した」
■マクラーレン・ホンダ:予選、決勝ともにずば抜けていたアロンソ
アロンソは13番グリッドからスタートし、バーチャルセーフティカーとセーフティカー導入の混乱のなか、一時は6位に浮上、7位を走り続けたが、ドライブシャフトのトラブルでリタイアすることになった。
「またもやアロンソは、厳しい環境にありながら、ずば抜けた仕事をしてみせた。予選13位が彼の言うとおり“神からの贈り物”だったのかどうかはさておき、Q1でトップ10に入り、トロロッソ勢に割って入り、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグとほぼ同等のタイムを出したというのは素晴らしいとしか言いようがない」
「複雑なコンディションを利用して、通常なら不可能であろう入賞を実現するかに思えたが、トランスミッションのトラブルが悪化し、マシンを止めなければならなくなった」
チームメイトのストフェル・バンドーンは予選16位、15番グリッドからスタートし、レース序盤の段階でトラブルのためリタイアしなければならなかった。バンドーンには5点の評価が与えられた。
「今回もバンドーンにとって試練の週末になった。Q1でのアロンソとのタイム差は0.5秒以上。スムーズな1周を走れず、Q1で敗退した」
「決勝スタートで順位を大きく上げることもできず、全体的に印象的なパフォーマンスが見られないまま、わずか17周で燃料系のトラブルにより、悲惨なレースを終えた」
■2017年第2戦中国GPの各ドライバーの点数は
英AUTOSPORTによる2017年第2戦中国GPでの各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:10点
バルテリ・ボッタス:7点
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド:8点
マックス・フェルスタッペン:10点
■フェラーリ
セバスチャン・ベッテル:10点
キミ・ライコネン:6点
■フォース・インディア
セルジオ・ペレス:7点
エステバン・オコン:8点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:4点
ランス・ストロール:6点
■マクラーレン
フェルナンド・アロンソ:10点
ストフェル・バンドーン:5点
■トロロッソ
カルロス・サインツJr.:10点
ダニール・クビアト:7点
■ハース
ロマン・グロージャン:7点
ケビン・マグヌッセン:8点
■ルノー
ニコ・ヒュルケンベルグ:7点
ジョリオン・パーマー:5点
■ザウバー
マーカス・エリクソン:5点
アントニオ・ジョビナッツィ:4点
(AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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11/29(金) | フリー走行 | 22:30〜23:30 |
スプリント予選 | 26:30〜27:14 | |
11/30(日) | スプリント | 23:00〜24:00 |
予選 | 27:00〜 | |
12/1(日) | 決勝 | 25:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |