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メルセデスF1、中国GP優勝もフェラーリを警戒。「冬の混乱が不調の原因」とウォルフが説明

2017年4月11日

 技術レギュレーションが刷新されるなかでのオフシーズン中の混乱が影響し、自分たちのマシンに対する理解度を深めることができず、結果としてフェラーリの追い上げを許してしまったと、メルセデスのトト・ウォルフが語っている。  


 2016年シーズンにタイトルを獲得したニコ・ロズベルグが突然引退することになり、バルテリ・ボッタスが後任として加入したが、オフシーズンテストを終えたチームは新車がポテンシャルを生かしきれるよう、多くの作業に取り掛からなければならなかった。


 対するフェラーリは盤石なオフシーズンを過ごしており、セバスチャン・ベッテルが開幕戦オーストラリアGPで優勝。中国GPではルイス・ハミルトンがポールポジションから優勝したものの、予選でのベッテルとのタイム差は0.2秒以下であり、フェラーリがいまでも脅威であることに変わりはない。


 厳しい状況にあったオフシーズンテスト以来、チームの復調具合はどの程度かと聞かれると、ウォルフは次のように答えた。


「オフシーズンはニコの件に始まって、ずっと難しい状態にあった。変化を受け入れる必要があったが、あまりにも予想外だったので簡単にはいかず、冬の間、引きずってしまったんだ。ベストなペースからどれほど離れているかって? 数字で言い表すことは、したくない」


「(フェラーリの)マシンは、バルセロナのコースに出た初日からとても競争力があり、タイヤも適した使い方ができているようだった。我々にはパフォーマンスを探り出すうえでいくつか障害があり、全体的に見て簡単なことではなかった」


「マシンの機能面で学ぶべきことがまだ多くあるというのは、エキサイティングだね。どのようにしてベストなポジションを獲得し、タイヤをどう使っていくかだ。すべてがこれまでよりも複雑になっているうえに、フェラーリも好調だ。けれども、これはモータースポーツが必要としていたシチュエーションであり、我々が受け入れるべきチャレンジなんだ」


 ウォルフはフェラーリを脅威として真剣に受け止めているものの、開発が急速に進むことでチーム間のパフォーマンス差が変動すると予測している。


「(フェラーリは)オフシーズン中に並外れた仕事をこなしてきた。彼らのことは真剣に受け止める必要がある。メルボルンでもここ(中国)でも彼らは速かったので、そろそろ純粋なペースのパターンが読めてくる」


「パターンとしては、フェラーリとメルセデスがトップで接戦になるのだろう。ただこれは簡易的な予測なので、2カ月の間にまったく違うものになる可能性もある。新たなレギュレーションによって、開発はこれまでよりも急激に進む。普通なら1シーズンで1秒から1.5秒短縮されるが、今季はもっと多くなるかもしれない」


「今後の4、5戦では違うチームや、もっと多くのチームとトップで争う可能性もある」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


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