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ザウバーF1、代役ジョビナッツィのパフォーマンスに驚くも、本人は「ペースを抑えていた」と語る

2017年3月31日

 ザウバーF1チーム代表のモニシャ・カルテンボーンは、オーストラリアGPで急遽デビューすることになったアントニオ・ジョビナッツィの能力の高さに、非常に驚かされたという。


 金曜日のフリー走行後、パスカル・ウェーレインが体力に懸念があることを報告したため、チームは土曜日の朝にジョビナッツィを代役として抜擢。フェラーリのサードドライバーであるジョビナッツィは、すでにバルセロナテストで一度ウェーレインの代役を務めているが、オーストラリアGPでは予選を16位、初出場のレースを12位でフィニッシュした。


 カルテンボーンは、チームはジョビナッツィに「ミスをせず、レースに持ちこたえる」以上の期待はしていなかったと話す。


「これは彼にとって初めてのレースだったので、とても驚きました。テストには参加していたものの、(フェラーリのために)ピレリタイヤのテストなどを行っただけで、他のドライバーがやってきたような走行ではありませんでした。このレベルの走りをしていたわけではなかったので、非常に印象的でした」


「彼はフリー走行を1回、1時間やっただけで、とても良い予選を走った。決勝ではタイヤにフラットスポットを作ってしまい、ドライビングは簡単ではなかったでしょう。楽なレースだったはずがありません」


「そうした問題があっても、マシンのポテンシャルを証明してくれたのです」


 ウェーレインの欠場は、ザウバーに正式なリザーブドライバーがいないことの問題点をあらわにした。カルテンボーンは「こうした事態に対処できるよう、フェラーリと取り決めを交わしている」と述べており、ジョビナッツィは実際にリザーブドライバーとしての役割を続けることになるという。


「問題は何もありません。それよりも、私たちはパスカルが体力を取り戻し、レギュラードライバーとして戻ってくることを重視しています。サードドライバーを必要とするシチュエーションには対処できたので、いまのところ他にやるべきことはありません」


 GP2で選手権2位を獲得しているジョビナッツィは、デグラデーションが低いタイヤの経験が少ないことから、必要以上にスピードを抑えていたことを認めた。スーパーソフトタイヤで39周のスティントを走行した彼は、GP2でのデグラデーションの高いピレリタイヤの経験から、少々疑心暗鬼になっていたと語る。


「僕はレース序盤はペースを抑えていた。GP2ではスーパーソフトタイヤで走ると、ほんの7周か8周くらいでピットインする必要がある。タイヤとマシンを理解するために、かなり速度を落としていたんだ」


 予選はチームメイトのマーカス・エリクソンから、ほんのコンマ2秒遅れのタイムを出し、決勝では電気系統のトラブルを抱えたマクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンに14秒の差をつけ、ルーキー中トップの順位でレースを終えた。
 
「昨日はQ2進出までコンマ2秒のところまで行ったし、今日はあとふたつでポイント獲得という順位につけた。ほとんど準備もせず、ルーキーの中ではトップになれたのだから、すごく良い週末だったと思うよ」  



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


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