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F1開幕戦オーストラリアGP 決勝トップ10ドライバーコメント
2017年3月27日
2017年F1開幕戦オーストラリアGPの決勝レースでトップ10に入ったドライバーたちが決勝日を振り返った。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
最高の一日だった。レースチームの皆もファクトリーの皆も、今まで本当に頑張ってきたから、ものすごくうれしい。「Grazie mille」(イタリア語で「本当にありがとう」の意)、それがすべてだよ。この数カ月は本当にハードだったし、リズムに乗るのは簡単ではなかった。でもまだこれは始まりにすぎない。これからやるべきことは山ほどあるんだ。長い道のりの最初の一歩だけど、今していることをエンジョイすべきだ。皆が笑顔になっているのを見てうれしいよ。でも気持ちをリセットして、次の中国に向かい、またいい仕事をしなければならない。
(レースの最初のスティントでは、トップのルイス・ハミルトンに)ついていくのが大変だった。でもなんとかついていった。彼のすぐ後ろにいる必要があると分かっていたんだ。
僕らがここにいるというメッセージを送り、プレッシャーをかけ続けた。
彼がピットに入ったことが分かったけど、同じことをする意味はなかった。タイヤの状態はよかったし、ペースも問題なかったから、ステイアウトした。
ルイスがコースに復帰した時、トラフィックの中(マックス・フェルスタッペンの後ろ)に出たのはラッキーだった。
(自分がピットストップした後、フェルスタッペンのすぐ前でコースに復帰した時は)かなりタイトだった。マックスが何かすると思ったけれど、僕は前の位置を守った。
僕は全力でプッシュし、マックスがその後1、2周コースにとどまったおかげで(自分とハミルトンの)ギャップが広がった。それが僕らのレースにとって決定的な役割を果たしたと思う。
僕らはすごくいいレースをした。今日下した判断には満足している。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=2位
久しぶりの勝利を挙げた、セバスチャン(ベッテル)とフェラーリに心からおめでとうと言いたい。今シーズン、僕らが真の戦いに直面するということがはっきりした。このチャレンジを楽しんでいくよ。ファンにとって素晴らしいシーズンになるだろう。
今日はとてもいいスタートを切ることができた。蹴り出しがとてもよかった。でも最初からグリップの面で苦しんだ。セバスチャンは常にこっちのラップタイムに反応し、さらに速く走ってみせた。ファーストスティントの終盤、トラフィックに引っ掛かり、タイヤがオーバーヒートした。グリップで苦しんだ結果、ピットインしなければならなくなった。ギャップが縮まり、僕はスライドしまくっていた。
(早い段階で)ピットに入るという決断を下した。あの時入っていなければ、結局セバスチャンに抜かれていただろう。ピットストップの後、トラフィックにつかまったのはついてなかった。でもそれもレースだ。
まず僕らにはセバスチャンとの間にギャップを築けるだけの速さがなかった。それが序盤に分かった。僕らには対応すべき問題点がある。タイヤの使い方の面でロスしていると思う。今後その部分を改善するために変えていくつもりだ。もっとうまくやれたはずだ。
(勝利を失ったのだから)ハッピーだとは言えない。でも現実的にあらゆることを考え合わせると、大きな規則変更が導入されたのに、ここで優勝を争うことができた。かなり接戦で、もう少しで勝てそうだった。つまり誇りに思える要素はたくさんあるということだ。
フェラーリが上位に来ているというのは素晴らしいことだよ。今日のように接戦なのはF1にとっていいことだ。
今日はうまくすれば勝つことができた。もっとうまくやれたはずのことがいくつかあった。でも僕はやれるだけのことを最大限にやった。毎回勝つことなんて不可能だ。
(「うまくやれたはずのこと」を具体的に聞かれ)それは言えないよ。いろいろなことがある。チーム内で自分たちが取り組むべきことだ。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=3位
一日のなかには、もっとうまくやれたはずのことがいつだってあるものだ。でもメルセデスで走る、新たなる旅の出発点としてはいい一日だったと思う。僕らチームは今のマシンでとてもいい仕事をしたと思う。でも今日はフェラーリの方が速かった。それは間違いない。この冬の間に彼らは素晴らしい仕事をしたということだ。
僕個人としては、一番問題だったのはファーストスティントだった。ウルトラソフトでスライドしまくっていて、フロントもリヤもグリップを失っていた。特に10周過ぎてからが大変だった。楽じゃなかったよ。でもソフトタイヤに換えると、マシンの感触がすごくよくなった。動きがとてもよくなって、走っていてとてもいいフィーリングを持てた。そうなるのが遅すぎたことが残念だ。
でも全体的に見て、今回のレースは大失敗なんかではない。新しいチームでの最初のレースで表彰台に乗ることができてよかった。チャンピオンシップにおいて、1回1回の順位が重要になる。シーズンは長い。今回ポイントを獲得したし、次はもっといいレースをする。中国が楽しみだ。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=4位
ウルトラソフトタイヤを履いて走ったファーストスティントで苦労した。でもソフトコンパウンドに換えるとマシンの挙動がとてもよくなった。
僕にとってはものすごくエキサイティングなレースではなかった。ほとんどの時間帯で燃料セーブをしていたからだ。でもプッシュしている時にはマシンは速く、すごくいい感触を持てた。
4位という結果には少しがっかりしている。でもある程度ポイントを稼いだのは確かだし、セブ(ベッテル)の勝利はチーム全体にとって素晴らしい結果だ。
今週末はたくさんのことを学ぶことができた。この優れたパッケージとともに、ここからスタートする。マシンをさらに改善するために何をすべきかははっきり分かっているからね。
■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=5位
スタートはすごくうまく決まったけど、ターン1立ち上がりで前のマシンのダーティエアの影響を受けてしまった。その結果、キミ(・ライコネン)はアウトサイドをキープして、また僕の前に戻ることができた。その後、ペースはそれほど悪くなかった。彼にうまくついていくことができたのはうれしい驚きだった。後ろからのプレッシャーは全くなかったしね。
フルレースディスタンスではフェラーリやメルセデスとの差がそれほど大きくないと分かったのは前向きな要素だよ。今朝はそれについて心配したけれど、大きく離されずにフィニッシュできたのでほっとしている。
身体的には問題ない。マシンと多少格闘しなければならないが、正直な話、レースディスタンスを走り切った後、去年よりも気分がいいぐらいだ。マシンの挙動やハンドリングは予選の時より格段によかった。前のマシンにぴったりくっついて走ることは難しかった。2秒以内まで近づくと影響を感じるし、タイヤを傷める可能性がある。
中国に向けてマシンを改善するために努力する必要がある。レースペースはいいけれど、状況によってはあまり速くないからね。
■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 決勝=6位
間違いなくいいレースだった。僕にとって大きかったのは、スタートで(ロマン・)グロージャンを抜いたことだ。レッドブル、フェラーリ、メルセデスといった相手に勝つのは現実的には難しいわけで、前にいるドライバーの中ではグロージャンとの勝負になると思っていたからね。
スタートはとてもうまく決まり、すんなり彼の前に出ることができて、そこからは最後まで自由に走れたレースだった。6位という結果も文句なしだ。あらゆる意味で満足できるレースだよ。僕自身のタイヤマネジメント、ペースの一貫性、チームとの作業、ピットストップと、あらゆることがうまく行って、正攻法の戦い方で今日7位以下だったチームに勝てたんだ。選手権タイトルを目指しているチームと、何ら変わるところのない戦い方だったと言ってもいい。
今日のこの成績が本当にうれしいし、チームのみんなにも感謝したい。オールドボーイのわりには、悪くなかっただろう?(笑)
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=7位
この結果には心から満足している。今日はどう頑張っても、これ以上のことはできなかったと思う。7位は僕らに達成可能な最上位の成績であり、チームがひとつも判断を間違えなかった結果として、この順位を手にすることができた。戦略も正しかったし、タイヤをうまくマネジメントできたから、これだけのポイントを持ち帰れたんだ。
僕は何とかして(ダニール・)クビアトと(カルロス・)サインツの前に出る必要があり、コース上でのオーバーテイクはなかなか難しかったけど、どうにかタービュランスを抜け出してからは優位な立場で戦うことができた。
この新しいF1カーのドライビングはすごく楽しいよ。昨年までよりずっとハードにプッシュできて、自身の最速ラップもレースの終わり近くに出ている。このクルマにまだ改善の余地があって、もっとパフォーマンスを引き出せることは分かっている。でも、ひとまず良いかたちでシーズンのスタートを切れたのだから、今晩は幸せな気分に浸ってもいいだろうね。
■スクーデリア・トロロッソ
カルロス・サインツJr. 決勝=8位
トリッキーなレースだった! 言うまでもなく、この新世代のマシンでのレースは初めてで、どうなるのかは出たとこ勝負だったけど、8位入賞はまずまずの成績だと思うし、僕としては満足している。
ただ、残念なのは、ピットストップの直後に(セルジオ・)ペレスに抜かれたことだね。ダニール(・クビアト)を先行させ、さらに2台のメルセデスにラップされた後は、しばらく苦戦することになった。抜かせるためにペースを緩めた時にタイヤの温度が下がってしまい、リズムを取り戻すのに少し時間がかかったんだ。
それでも、レース終盤にはまたペースが上がってきて、前のフォース・インディアに急速に追いつき、オーバーテイクが可能な距離まで迫っていた。あと2、3周あれば、少なくともアタックはできたと思う。
このレースの週末を通じて、チームがさらに自信を得たのは間違いない。昨日は2台揃ってQ3まで進出し、今日はダブルポイントフィニッシュで終えることができたのだから、シーズンのスタートとしては本当に上出来だった。今後僕らに必要なのは、この調子で前進を続けることだ。
■スクーデリア・トロロッソ
ダニール・クビアト 決勝=9位
すごくいいレースができた! 唯一残念だったのは、終盤に予定外のピットストップを強いられたことだ。(ニューマチックバルブ用の)エアを充填し直さなければならなかったんだ……。あれさえなければ、7位は十分に可能だったし、実際にそれを目指して戦っていたからね。
週末全体を通じて、チームがすばらしい仕事をしてくれて、本当にうれしく思っている。みんなよくやってくれたよ、ありがとう! これからも今日のようにプッシュし続けて、さらに多くのポイントを重ねていく必要がある。
体力的な面でも、決して楽なレースではなかった。それでも、最後まで調子を崩さずに戦えたのは、この冬の間ずっとトレーニングの面倒を見てくれた僕のトレーナーのおかげだ。彼にも感謝しないとね!
全体としては、いいかたちでシーズンのスタートを切れた。ずっといいペースを維持できて、2台ともポイント圏内で完走したのだから。これで気分良く中国GPへの準備を始められる。僕らは自分たちの仕事に満足してもいいと思う。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
エステバン・オコン 決勝=10位
メルボルンで僕の初選手権ポイントを獲得できたのは、かなり厳しい週末の最後に訪れた、すてきなご褒美だった。
決勝レースは、ほぼ最初から最後までフェルナンド(・アロンソ)との争いに費やした。オープニングラップでサイド・バイ・サイドになった後、彼はずっと僕の前を走り続け、僕は彼を追いかけて午後の大半を過ごしたんだ。ハードな戦いだったよ。フェルナンドは手強い相手だし、彼の背後に迫ったり、オーバーテイクを仕掛けたりするのはすごく難しかったからね。
最終的には、残りあと数周というところでチャンスが巡ってきて、それを逃さずターン1で前に出ることができた。あれが僕のレースのハイライトであり、ポイント獲得へのオーバーテイクにもなったんだ。
この結果には満足している。このチームでの最初のレースの週末に、僕は多くのことを学んだと思う。この1ポイントを皮切りに、今季はさらに多くの得点を重ねていきたい。
(AUTOSPORTweb)
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11/29(金) | フリー走行 | 22:30〜23:30 |
スプリント予選 | 26:30〜27:14 | |
11/30(日) | スプリント | 23:00〜24:00 |
予選 | 27:00〜 | |
12/1(日) | 決勝 | 25:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |