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マッサが“F1復帰”。Tウイング装着のウイリアムズでドライビングを楽しむ

2017年2月28日

 スペインのカタルニア・サーキットで行われた第1回F1合同テスト初日の27日、ウイリアムズのフェリペ・マッサがFW40をドライブし、3位タイムを記録した。


 昨年末で引退する予定だったマッサだが、バルテリ・ボッタスのメルセデス移籍により、F1レースドライバーの座に復帰した。


 ウイリアムズはこの日、順調に周回を重ね、マッサは103周を走りこむなかでTウイングもテスト、1分22秒076のタイムで11人中3番手となった。


 チーフテスト&サポートエンジニアのロッド・ネルソンは、「素晴らしい一日だった。ずっとマシンに取り組んできたスタッフにとっては良い刺激になったね」とテスト初日を振り返った。


「今日は、特に午後についてはとてもスムーズに作業を進めることができた。ショートラン、ロングラン、ソフトとミディアムのタイヤ比較など、いくつかのとても良いテストができたよ」


「今はまだ、ニューマシンであるFW40の把握に努めている段階だ。だから今は一年の中でも面白い時期だし、今の時点ではまずまずのマシンだと感じている」


「やるべき作業は山のようにある。特に今年は大規模な規則変更があった年だからね。タイヤに関しては、さまざまなコンパウンドやサイズを試すのに相当時間がかかるだろう。以前よりかなりマシンのダウンフォースは大きい。これだけグリップがあると、ドライバーにはこれまでとはだいぶ違うドライビングテクニックが要求されるし、我々のマシンに対する管理の仕方も変わる。ただ、オフシーズンの間に準備してきたことは結果につながっているようだ」


 マッサは、初日から100周以上を走り、高い信頼性が発揮されたことが心強いと語った。


「今日は良い一日だった。テストの初日は、誰でもマシンのすべての要素がきちんと動いて、トラブルが起きないでほしいと願うものだ。今日は103周走れたんだから、悪くなかったといえるね」


「午前中はいくつかセットアップの変更とチェックを行い、マシンの各要素が正しく機能していることを確認した。その作業が完全に終わるまでの間、僕たちは多少待つことになったけどね。でも、そうしたイニシャルチェックや変更がすべて完了した後だから、午後にラップ数を積み上げることができたんだ」


「まだマシンを把握している段階だから、今、自分たちがどういう位置にいるのかを判断するのは早いけど、ドライビングはすごく楽しんでいるよ。グリップが以前よりずっと高く、コーナーでかなりスピードが出せる。今までよりずいぶんブレーキングを遅らせて、しかも相当早くハイスピードに到達できるんだ」


「全体として、素晴らしいテスト初日だった。チームにとってとてもポジティブな内容だといえるね。今日は100周以上走れたし、これからも一日一日新しいことを学んで、開幕戦のオーストラリアGPに向けて最高の準備ができることを心から願っている」



(AUTOSPORTweb)


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