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「2017年はスリップストリームの効果が増大」新規定によりF1のオーバーテイク増加か

2017年2月21日

 レッドブルF1チームの技術部門は、F1が2017年に導入する新たな空力規則によってドラッグが増加し、その結果オーバーテイクの機会が増える可能性があると考えている。


 新レギュレーションによりコーナリングスピードを大幅に上げようとするF1の試みには、空力パフォーマンスの変化でホイール・トゥ・ホイールの戦いが相当難しくなるのではないかという懸念があるが、同時に、ストレートにおけるスリップストリームの効果が上昇するという期待の声もある。


 レッドブルのヘッド・オブ・ビークルダイナミクスを務めるピエール・ワシェは「17年のマシンはアグレッシブなルックスになる。全幅が広がり、ワイドタイヤの装着によってさらに迫力が増すんだ」と語る。


「だが、全幅が広がるということは、オーバーテイクを難しくする側面を持つともいえる」


「しかし一方で、それによってエアロダイナミクスやドラッグが増し、ストレートを走行する時間が長くなれば、スリップストリームを使ったオーバーテイクのチャンスは以前よりも多くなるはずだ」


 レッドブルの空力部門責任者のダン・ファロウズはこう説明する。「ドラッグの観点で言えば、マシンのダウンフォースが増すほどに、良くも悪くも周りのマシンからの影響を受けやすくなる」


「つまり、ストレートでスリップストリームを利用すべく、前を行くマシンと接近できるので、その意味ではオーバーテイクも容易になるといえるだろう」

新規定によとオーバーテイクは増加するか
新規定によとオーバーテイクは増加するか


 また、ピレリが新たなレギュレーション導入をきっかけに、より耐久性の高いタイヤを導入することで、ドライバーにとってはさらに攻撃的な走りが可能となり、レース展開の面白さが増すことにもつながると考えられる。


 チーフエンジニアのポール・モナハンは「タイヤ自体が、これまでのものよりも耐久性の高いものだとしたら、レースも変わっていくはずだ。必ずしも悪い方にではなくね」と語る。


「今年はもっと多くのオーバーテイクを見られることになるだろう」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


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