F速

  • 会員登録
  • ログイン

F1サスペンション論争のなか、アクティブサス復活をマクラーレンが提言

2017年2月15日

 マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、現在、F1チーム間でトリックサスペンションに関する議論が持ち上がっていることに関し、こういった論争を終わらせるためにはアクティブサスペンションを復活させた方がいいかもしれないと語った。


 走行中に一定の姿勢を保ち続けるためのアクティブサスペンションシステムは、1994年からF1では禁止されているが、先週、F1テクニカルディレクターたちとFIAが会合を持ち、サスペンションについて話し合った際に、このテクノロジーを復活させるという案も出たといわれている。


 フェラーリは昨年末に、サスペンションの新たなコンセプトの合法性についてFIAに問い合わせを行い、それに対してFIAは、空力の向上を通してパフォーマンス改善を図るようなサスペンションシステムは規則に違反するとの見解を示した。


 しかしチーム間の意見が一致しないため、FIAはプレシーズンテストがスタートする前に、再度、技術指令書の形で見解を通達する見込みだ。


 今回フェラーリが問い合わせを行った真意は、自身がその技術を開発しようとしているというよりも、他チームの開発に目を向けさせるためであると考えられている。


 レギュレーションの解釈により論争が持ち上がる現状を受けて、ブーリエはアクティブサスペンションを復活させることがいい解決法になるかもしれないとの意見を示した。1992年と1993年にウイリアムズのタイトル獲得に大きく貢献したアクティブサスペンションについては、2014年にもコスト制限の手段として再導入が検討された。

1992年にタイトルを獲得したナイジェル・マンセル(ウイリアムズFW14B)
1992年にタイトルを獲得したナイジェル・マンセル(ウイリアムズFW14B)


「サスペンションの話題というのはおかしなものだ」とブーリエ。


「いつか(こういう議論を)終わりにすべきだ。市販車にアクティブサスペンションが戻ってきつつあり、我々もそれに従うべきだと思う。そうすれば少なくとも論争は終わる」


「今はレギュレーションをどう解釈すべきかがすべてを支配している。あるコンセプトを推し進めていても、他人から見ると違う解釈がなされる可能性がある」


「だからフェラーリが自分の意見、あるいはFIAが有効だとする解釈を推し進めようとしているのだ」


「今はそういう状況にある。ほとんどのチームがこの話題について連絡してきた」


「フェラーリは別の解釈をして、その意見を押し通そうとしており、それを不満に思うチームが存在する」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

3/14(金) フリー走行1回目 10:30〜11:30
フリー走行2回目 14:00〜15:00
3/15(土) フリー走行3回目 10:30〜11:30
予選 14:00〜
3/16(日) 決勝 13:00〜


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン437
2位ランド・ノリス374
3位シャルル・ルクレール356
4位オスカー・ピアストリ292
5位カルロス・サインツ290
6位ジョージ・ラッセル245
7位ルイス・ハミルトン223
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ70
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー4

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第1戦オーストラリアGP 3/16
第2戦中国GP 3/23
第3戦日本GP 4/6
第4戦バーレーンGP 4/13
第5戦サウジアラビアGP 4/20
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年4月号 Vol.2 開幕直前号