F速

  • 会員登録
  • ログイン

レッドブルのエクソンモービルへの燃料変更はF1タイトル争いに影響するのか

2017年2月10日

 パワーユニットのマニュファクチャラーにとって燃料はレースにおける重要な要素だ。レッドブルがトタルからエクソンモービルへ燃料を変更したことで、2017年のチャンピオンシップ争いは新たな局面を迎えることになる。 


 メルセデスとペトロナスはF1のベンチマークとなっているが、レッドブルはエクソンモービルとの新たな関係により変化はすぐに訪れると示唆している。


 昨年12月、レッドブルはエクソンモービルにサプライヤー変更することを発表した。エクソンモービルは、長年マクラーレンとパートナーシップを結んでいた会社だ。


 エクソンモービルのグローバルモータースポーツ技術マネージャーであるブルース・クローリーは、レッドブルとのパートナーシップがすばやく形になったのは、これまでメルセデスとホンダの両方にターボV6エンジン向けの製品を供給し、様々なエンジンで仕事をした幅広い経験があったからだと述べた。


「幸先のいいスタートを切ったと思うよ。燃料とパワーユニットのパッケージは競争上の優位性がある。プログラムの初期結果にはかなり満足しているが、今後もさらなる改善を目指していく」


「レッドブルでの課題は、我々の潤滑油と燃料に対してパワーユニットがどこまで求めてくるかを見極めることだ」


「我々はF1で35年以上の経験があるので、エンジン設計が次第に変化していくのをたくさん見てきた」


「レッドブルが我々と仕事をすることに興味を持ったのは、パフォーマンス向上をもたらす実績があるからだ」


「彼らは今シーズン、タイトルを獲得することに高い関心を持っている。鍵となるのは技術面でのパートナーシップであり、我々は彼らに優れたパフォーマンスをもたらすためにここにいるわけだ」


 昨年、レッドブルとエクソンモービルは技術面のプランについて話し合いを始めたが、商業的守秘義務とルノーのパワーユニット改造による実用上の制限があり、適切な動的テストが行えるのは数週間に限定されていることが分かった。


「もし6カ月くらい時間があったら良かったが、我々の開発プログラムはとても短い期間に詰め込まれたので、初日にはデータのない状態でスタートした。大きな挑戦だった」とクローリーは付け加えた。


「データを非常に重視するので、新しいプログラムの始めるには、過去の経験や初日の理論的評価がどれだけ良かったかといったことを手がかりにする。どこから始めるかをはじき出し、進むべき方向性をはっきり描くためだ」


 クローリーはオーストラリアGPに向けて燃料と潤滑油の初期ロットがすでに海上貨物として出発しているが、残りのシーズンに必要なものを微調整するために、プレシーズンテストの縛りがあることで大変になるだろうと語った。


 エクソンモービルの製品がどれだけ変更してきたのかを聞かれクローリーは次のように答えた。
「今取り組んでいる新しいパワーユニットが必要としているものは、ホンダとの仕事で慣れ親しんだものとは違うし、ホンダのパワーユニットはメルセデスのパワーユニットとは異なっていた」


「これは我々にとってV6ハイブリッド時代における3基目のパワーユニットだ。3基すべてが異なっているのはそれほど驚く事ではない。なぜならパワーユニットはすべて、異なった解決策やメカニカルデザイン、素材が採用されているからだ」


「こうしたすべての要素が潤滑油と燃料組成にかなり大きな影響を与えている。実際、それらがすべて同じだったら私は驚いただろうね」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

10/18(土) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
10/19(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
10/20(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アメリカGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ346
2位ランド・ノリス332
3位マックス・フェルスタッペン306
4位ジョージ・ラッセル252
5位シャルル・ルクレール192
6位ルイス・ハミルトン142
7位アンドレア・キミ・アントネッリ89
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※アメリカGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム678
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム341
3位スクーデリア・フェラーリHP334
4位オラクル・レッドブル・レーシング331
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー59
9位マネーグラム・ハースF1チーム48
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号