F速

  • 会員登録
  • ログイン

「メルセデスのパワーユニットだけ凍結すべき」F1のパフォーマンス均衡化を強く求める声

2017年2月10日

 FIAはF1のレースやタイトル争いがもっと接戦になるよう、メルセデスのパワーユニット開発を制限し、他のマニュファクチャラーが追いつける状況を作るべきだと、トロロッソ代表のフランツ・トストは述べた。


 2014年からのV6ハイブリッドターボ時代において、メルセデスは、フェラーリ、ルノー、ホンダを凌駕するパワーユニットで圧倒的強さを示してきた。


 昨年マニュファクチャラーとFIAとのエンジンレギュレーションの合意の一環として、パフォーマンス差を縮める目的もあり、2017年にはいくつかのエレメントに制限が加えられた。


 MGU-HとMGU-Kの最低重量が定められ、クランクシャフトなど一部パーツのサイズにも規定が設けられたため、こういったエリアでは開発が制限される。


 2018年には制限がさらに厳しくなる。エネルギー回生システム全体の最低重量は、今年マニュファクチャラーが達成する最低重量を上回るレベルに設定され、この点において今ベストのものはこれ以上改良できなくなる。


 メルセデス以外のマニュファクチャラーも徐々に進歩しているが、エンジンサプライヤー全社がより対等に戦えるようになるには、もっと極端な手段を取る必要があると、トストは考えている。


「遅かれ早かれすべてのパワーユニットが同等になることを願っている。今はそうではないからね」とトスト。


「少なくともレッドブル、メルセデス、フェラーリがタイトルを争うような状態でなければならない」


「パワーユニットのパフォーマンスが同等に近づいていかないなら、FIAは開発を規制するレギュレーション案を出すべきだ」


「私ならメルセデスのパワーユニットを凍結する。他のパワーユニットが追いついたら、全社の開発を凍結すればいい」


「バッテリーの開発は自由にさせればいいと思う。なぜなら、バッテリーは将来にとって重要であり、マニュファクチャラーにとっても重要だからだ」


 トストは、予算の上限を設けるべきであると主張し、コストを取り締まる重要性を改めて語った。


「我々は、コストを下げなければならない。これについては何年も議論してきたが、何も起きていない」とトスト。


「私ならコストの上限を設けるだろう。管理することが不可能であるという者もいるが、ナンセンスだ」


「トロロッソではねじのひとつひとつにも記録があって、それがどこのもので、費用がどれだけかかったのかも分かる」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

12/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位ランド・ノリス423
2位マックス・フェルスタッペン421
3位オスカー・ピアストリ410
4位ジョージ・ラッセル319
5位シャルル・ルクレール242
6位ルイス・ハミルトン156
7位アンドレア・キミ・アントネッリ150
8位アレクサンダー・アルボン73
9位カルロス・サインツ64
10位フェルナンド・アロンソ56

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム833
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム469
3位オラクル・レッドブル・レーシング451
4位スクーデリア・フェラーリHP398
5位アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング137
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム92
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム89
8位マネーグラム・ハースF1チーム79
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー70
10位BWTアルピーヌF1チーム22

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
第24戦アブダビGP 12/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号