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【2017年F1新車解説】幻に終わったマノー“MRT06”

2017年1月29日

 2017年のF1テクニカルレギュレーションが公表されて以来、その解釈に基づくマシンの予想図はいくつも作られてきた。だが、実際にチームがどんなクルマを作ろうとしているかを示すものとして、不幸な経緯の結果ではあったが、最初に日の目を見ることになったのが、マノーの風洞用モデルだ。


 マノーF1チームの運営会社ジャスト・レーシング・サービスが破産申請を行い、管財人の管理下で存続のため新オーナー候補との交渉が続けられてきたが、27日、管財人は交渉がまとまる見込みがなくなったためジャスト・レーシング・サービスの運営を停止したことを発表した。スタッフには1月31日までの給与が支払われるが、一部スタッフを除いて今月末で解雇されることになり、チームが2017年シーズンに参戦できる望みが絶たれた。


 パーツの製造を行えないなかでもチームは参戦の準備を進めていた。チーム消滅の決定を知らされた空力部門のスタッフたちが50パーセント風洞モデルと共に記念撮影を行った写真が公開されたことで、新車“MRT06”(実際のシャシー名は未発表)のデザインを垣間見ることができた。


 新しいフロントウイングは、レギュレーションが要求しているように、後退角のついたデルタ翼のような形状が特徴だ。このモデルを見ると、フロントホイール周辺の気流をうまく流すために、フロントウイング外端部のトンネルとカスケードフラップについては、従来よりもさらにアグレッシブな形状が試みられていたことがわかる。


 その内側に見られる逆L字型のカスケードは、最近よく耳にする「Y250ボルテックス」に対して作用するものだ。Y250ボルテックスは、左右のフロントタイヤの干渉を防ぎながら、フロントノーズまわりの気流を効率よく後方へ導くのに役立つ。

マノーの2017年型マシンの風洞モデルと共に記念撮影をするスタッフたち
マノーの2017年型マシンの風洞モデルと共に記念撮影をするスタッフたち


 ノーズは2016年のマノーと同様に、全体に幅が広いタイプだが、その先端はフロントウイング中央部のニュートラルセクションの真上で終わっている。彼らは昨年のロングノーズが、ボディに沿って流れる気流をブロックしていたことに気付き、その部分の改善を目指していたようだ。


 サイドポッド前端の側面に立つ整流板は、昨年のマシンと同様のものが引き継がれている。従来よりワイドになるサイドポッドのショルダー部分の気流を整えるのにも、これが役に立つのかもしれない。


 もうひとつ、この写真で目についたのは、新しいリヤウイング翼端板の形状だ。翼端板の間隔が下に向かって狭くなる造形は、昨年フェラーリがピレリのタイヤテストで走らせたダウンフォース強化版の2015年型マシンでも見られた。



(Translation:Kenji Mizugaki / AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


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