F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

【F速プレミアム】Q&A:マクラーレンのデザインチームはニューウェイに勝てるのか?

2017.01.09

 強化されたマクラーレンのデザインチームは、レッドブルやメルセデスと対等なレベルに達しているのか? ロン・デニスはこれから何をしようとしているのか? セーフティカーをもっと速いクルマにすべきではないか? ファンからの質問に、かつてジョーダン・グランプリでテクニカルディレクターを務めたゲイリー・アンダーソンが答える。


Q:ティム・ゴス、ニール・オートレイ、ピーター・プロドロモウらを擁するマクラーレンのデザインチームには、エイドリアン・ニューウェイ率いるレッドブルのデザインチームを苦しめるだけの能力があるでしょうか?

XPB Images


A:私は昔から、舵取りをする船長はひとりいればいい、という考え方を支持してきた。合議制で仕事をするよりも、その方が状況の変化にすばやく反応できると思うからだ。

 船長は、まず自分たちがどこへ向かうのかというビジョンを持つ必要があり、次にどうすればそれを実現できるか、各部門のリーダーを集めて徹底的に議論させる。

 そのような組織であれば、全体が船長のビジョンに従って動き、意思決定や部下への指示も簡単になる。おそらくレッドブルでは、「ニューウェイ船長」の下でそのように仕事しているのだと思う。彼がきわめて優秀な部下に支えられていることは間違いないものの、部下たちは決定を下すのは誰であるかを承知しているのだ。

 一方、マクラーレンはもっと「フラットな」組織構造で仕事をしているようだ。したがって、あるクルマの初期コンセプトを考えたのが、ティムなのか、ニールなのか、あるいはピーターなのかが判然としていない。実際のところ、優れたクルマを作る上で最も重要な部分は、その初期コンセプトにあり、さらに言えば、クルマに限らずあらゆるモノ作りにおいてそうだと、私は思うのだが。

 デキの悪いクルマは、多くの場合、改良を加えても期待通りの成果があがらず、デキの悪いクルマのままシーズンを終える。反対に最初からデキの良いクルマは、開発が進むほどさらに良くなっていくものだ。

 しかし、メルセデスのデザインチームの組織は、どうやらマクラーレンとレッドブルの中間的な形態を採っているようで、結果から見れば、メルセデスの組織が合理的で、ほど良い妥協点なのかもしれない。

 とはいえ、メルセデスでも、その必要に迫られた場合には、パディ・ロウがテクニカルチームの「船長」として最終的な判断をしていると思う。


※こちらの記事はプレミアム会員専用のコンテンツとなります。
一般+プレミアム会員一括登録

会員登録ページへ
※プレミアム会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。

レース

11/29(金) フリー走行 22:30〜23:30
スプリント予選 26:30〜27:14
11/30(日) スプリント 23:00〜24:00
予選 27:00〜
12/1(日) 決勝 25:00〜


ドライバーズランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン403
2位ランド・ノリス340
3位シャルル・ルクレール319
4位オスカー・ピアストリ268
5位カルロス・サインツ259
6位ジョージ・ラッセル217
7位ルイス・ハミルトン208
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ63
10位ニコ・ヒュルケンベルグ35

チームランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム608
2位スクーデリア・フェラーリ584
3位オラクル・レッドブル・レーシング555
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム425
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム50
7位BWTアルピーヌF1チーム49
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd19 アメリカ&Rd20 メキシコ&Rd21 ブラジルGP号