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「空力面に根本的な欠陥があった」。ウイリアムズF1、2016年の低迷を分析
2016年12月28日
ウイリアムズF1チームの副代表クレア・ウイリアムズは、2016年シーズンのウイリアムズの弱点はエアロダイナミクスにあったと語った。しかしチームが再び上昇していくためにはすべてのエリアでの改善が必要だという。
2014年と2015年にコンストラクターズ選手権3位を獲得したウイリアムズだが、2016年はフォース・インディアにも敗れて5位に沈んだ。
20日に2016年末でチームを離脱することが発表された、チーフテクニカルオフィサーのパット・シモンズは、今シーズン中盤、開発が十分でなかったと認めた。一方、バルテリ・ボッタスは、低速コーナーでのパフォーマンスは改善したものの、高速コーナーでのパフォーマンスが悪化したと語っていた。
「弱点を直視しなくてはいけません。フランク(・ウイリアムズ)はいつも『パフォーマンス(における弱点)はエアロだ!』と言っていました」とクレアは言う。
「その(エアロの)観点から言えば、マシンには根本的な欠陥がありました。ですがひとつの部門だけに責任があるわけではありません」
「チーム全体として改善しなくてはいけないエリアがいくつかあります」
「すべてを完璧にこなしていればワールドチャンピオンになっているでしょうが、そうではありませんでした」
クレアはフォース・インディアの躍進に不意を突かれたと認めたものの、今年もがき苦しんだことで、2017年に向けてチームは改めて活性化したと述べている。
「トラックサイドオペレーションが、求められるレベルになかったこともありましたし、マシンにも必要なだけのパフォーマンスやペースがありませんでした」
「私たちのマシンは、相性がいいサーキットがいくつかある一方で、そうでもないサーキットもありました。そういった状況から離れなければなりません。(サーキットの)あらゆる特徴に対応できる、バランスの取れたマシンに開発しなければいけないのです」
「今年は少し下降してしまいましたが、それによりチームが改めて活性化しています。栄光に満足していたわけではありません。(今年の不調によって)改善しなくてはいけないエリアをより厳しく直視することができるようになりました。そして今まさにそれに取り組んでいます」
クレアは、ランキング5位という成績が“財政的によいものではない”と認めているが、ウイリアムズは2017年にはランス・ストロールとの契約による資金を得ることができる。将来に向けたチームの基盤は安定していると、クレアは自信を見せている。
(AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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