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ロズベルグ後任問題:ボッタス引き抜きは難しいとメルセデスF1ボス。ウェーレインに援軍

2016年12月9日

 メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフが、ニコ・ロズベルグの後任として有力候補と考えられているバルテリ・ボッタスとパスカル・ウェーレインの起用の可能性について語った。


 初の王座に就いた数日後にロズベルグは引退発表、メルセデスは2017年に向けて早急にルイス・ハミルトンのチームメイトを探さなければならなくなった。


 チャンピオンチームのシートが空いたことで大きな注目が集まるなか、ウォルフはドライバー選びに苦労していると明かした。


「ニコの決断がかなり遅かったため、難しい状況にある。3カ月前に分かっていれば選択肢はもっと多かった」とウォルフはSky Sports F1に対して語った。


「ニコが勇敢な決断をしたように、我々も勇敢な決断をしなければならないかもしれない」


「最もミスが少なく、最も速いドライバーが必要だ。そしてF1はチームのスポーツであるということを理解していなければならない」


「ミスをしないことが重要だ。ルイスもニコもミスや接触は極めて少なかった。我々は90パーセント以上のレースで最大限のポイントを確保してきた。だからそういう面を考慮する必要がある」


「そしてルイスにチャレンジし、チーム全体のパフォーマンスを向上させられるだけの速さがあることだ。恐ろしく速いドライバーを必要としている」


「これまでの哲学を変えるつもりはない。ふたりが互いに戦えるよう、平等なチャンスを与えたい。ファンのためにも我々のためにもそうする必要があると考えている」


 ウォルフが言う「勇敢な決断」というのは、経験の浅いウェーレインを起用することを指しているのではないかとSky Sports F1は推測している。


 今年マノーで走ったウェーレインとエステバン・オコンは、共にメルセデスのジュニアドライバーで、オコンはすでにフォース・インディアと契約を結んだものの、ウェーレインは2017年の行き先がまだ決まっていない。


 ウォルフは「パフォーマンスに関して言うと、ふたりともこれまで素晴らしいレースをしてきたし、マノーで堅実なパフォーマンスを見せた。ふたりとも今後もF1に残る資格のあるドライバーだ」と語った。
「だからこそ、ふたりとも未来のスターであると私は考えている」


 一方でウォルフが長くマネジメントに関わっているボッタスも有力な候補として考えられる。ボッタスはウイリアムズとの契約を延長したばかりだが、メルセデスがボッタスの契約を買い取るのではないかとの推測が出てきている。元F1ドライバーのデイモン・ヒルは最近、メルセデスはパワーユニットの料金を下げて、なおかつボッタスの代わりにウェーレインを差し出すのではないかとの考えを示した。


 しかしウォルフはボッタスをウイリアムズから引き抜くのは難しいと示唆した。


「個人的には、彼(ボッタス)に非常に好感を持っているし、知的なドライバーだと思う。それにとてつもなく速い」とウォルフ。


「だが個人的な関係を脇に置いておいて話をすれば、彼は今、ウイリアムズにいて、チームをリードする立場にある。ランス・ストロールとの組み合わせにおいて非常に重要な立場だ。(チーム副代表の)クレア(・ウイリアムズ)もチームも(ボッタスを)非常に頼りにしている」


 ロズベルグは自分が決めることではないとしながらも、自分としてはドイツの後輩ウェーレインを推したいと述べている。また、ウォルフは「フェルナンド・アロンソについて検討すべきだ」と発言したが、フェラーリ時代にアロンソと共に働いた経験を持ち、現在メルセデスのエンジニアリングディレクターを務めるアルド・コスタは、アロンソの起用に否定的な考えを示し、ウェーレインなどチームの育成ドライバーを昇格させるのが好ましいと語った。
 
 メルセデスはクリスマスまでにドライバーを決定することを目指し、検討を重ねている。 



(AUTOSPORTweb)


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