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「アロンソは最後まで決して手を緩めなかった」:英誌全ドライバー評F1最終戦アブダビGP編
2016年12月5日
英AUTOSPORTが2016年最終戦第21戦アブダビGPを戦った全ドライバーを10点満点で評価した。今回のレースでは9点が最高点だった。
この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
■ハミルトン、賛否両論の走りも最高得点
アブダビGPで9点と評価されたのはルイス・ハミルトンひとりだった。
メルセデスのハミルトンはポールポジションからスタートし、今季10勝目を挙げたが、タイトル獲得には至らなかった。
「ハミルトンが採ったスロー走行という戦略にメルセデスは批判的だが、チャンピオンになるためには彼にはそれしか手立てがなかった」と短評に記されている。
「全力で走らなかったドライバーに満点は与えられない。しかしタイトル獲得の可能性が低いなか、自分のチームからプレッシャーを受けつつ、よく戦った」
■プレッシャーに耐え抜いて王座をつかんだロズベルグ
8点の評価を受けたのは、ニコ・ロズベルグ、セバスチャン・ベッテル、フェリペ・マッサ、ニコ・ヒュルケンベルグ、フェルナンド・アロンソだった。
メルセデスのロズベルグは2番グリッドから2位でフィニッシュし、初のF1チャンピオンに輝いた。
「アブダビでのロズベルグはハミルトンを超えられなかったが、タイトル獲得に十分な結果を出した。マックス・フェルスタッペンを勇敢にオーバーテイクし、終盤は背後に迫るベッテルからポジションを防御し、ハミルトンのスロー走行戦略に対抗し、とてつもないプレッシャーに耐え抜いた。素晴らしい仕事を成し遂げた」
ロズベルグはタイトルを獲得した5日後にF1からの引退を発表した。
フェラーリのベッテルは5番グリッドから3位表彰台を獲得した。
「ベッテルは非常に強力な走りをし、モンツァ以来の表彰台に上がった。予選ではアグレッシブに行きすぎたと述べており、それは最近懸念される傾向であるが、日曜の走りはよかった」
「スロー走行しているメルセデス2台に追いつき、優勝を狙っていたが、その前にレッドブル勢を抜くのにタイヤを使いすぎており、オーバーテイクはできなかった」
ウイリアムズのマッサは最後のレースを10番グリッドからスタートし、9位で終えた。
「ホームグランプリのブラジルでは痛ましい結果に終わったが、F1最後のレースはいい形で締めくくることができた。序盤バルテリ・ボッタスに抜かれたが、ボッタスのマシンが壊れたことが、マッサには幸いしたといえるかもしれない。とはいえ、セルジオ・ペレスとの差を縮め、後ろから迫るアロンソから逃げ切って9位でフィニッシュしたのは素晴らしかった」
フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは7番グリッドから7位を獲得した。
「フォース・インディアとの最後のレースでいいパフォーマンスを見せた。ターン1でマックス・フェルスタッペンとの接触があったものの、大きな影響を受けずに済んだ」
「フロアにダメージを負ったということだが、そういう状態でペレスを抜き返し、チームメイトより上のポジションを走り続け、最後の5周でギャップを広げてみせた」
■マクラーレン・ホンダ:攻め続けたアロンソ、パフォーマンスが結果につながらなかったバトン
アブダビGPのアロンソは8点、ジェンソン・バトンは6点の評価を受けた。
アロンソは9番グリッドからスタート、10位でフィニッシュした。
「今回もアロンソはいつもどおり手を緩めることなく攻め続けた。予選Q2ではボッタスに勝ち、Q3ではマッサに勝って、ウイリアムズ2台より上位グリッドを手に入れた」
「1回目のピットストップを終えるとマッサの後ろに落ちてしまったため、セカンドスティントを長くとってレース終盤にプッシュした。それによってペレスとマッサに迫ったが、あと一歩及ばなかった」
バトンは12番グリッドからスタートし、おそらくF1最後となるレースをトラブルによりリタイアで終えた。
「最近うまくいかないことが多かったバトンだが、アブダビではいいパフォーマンスを発揮し、予選ではアロンソとの差が比較的小さかった」
「バトンにとってF1での最後になるかもしれないレースは順調にスタートしたものの、早々に終わりを迎えた。12周目にターン9の縁石にヒットした後、サスペンションが壊れたためだ」
■アブダビGP全ドライバー評価
英AUTOSPORTによる2016年第21戦アブダビGPでの各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:9点
ニコ・ロズベルグ:8点
■フェラーリ
セバスチャン・ベッテル:8点
キミ・ライコネン:7点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:8点
バルテリ・ボッタス:6点
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド:7点
マックス・フェルスタッペン:7点
■フォース・インディア
ニコ・ヒュルケンベルグ:8点
セルジオ・ペレス:7点
■ルノー
ケビン・マグヌッセン:5点
ジョリオン・パーマー:7点
■トロロッソ
ダニール・クビアト:7点
カルロス・サインツJr.:6点
■ザウバー
マーカス・エリクソン:6点
フェリペ・ナッセ:7点
■マクラーレン
フェルナンド・アロンソ:8点
ジェンソン・バトン:6点
■マノー
パスカル・ウェーレイン:7点
エステバン・オコン:7点
■ハース
ロマン・グロージャン:7点
エステバン・グティエレス:6点
(AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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12/6(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
12/7(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
12/8(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 437 |
2位 | ランド・ノリス | 374 |
3位 | シャルル・ルクレール | 356 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 292 |
5位 | カルロス・サインツ | 290 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 245 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 223 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 70 |
10位 | ピエール・ガスリー | 42 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 666 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 652 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 589 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 468 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 94 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 65 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 58 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 4 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |